GOOD DESIGN AWARD

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CC

2009

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
オフィスビル [オースピス水道橋]
事業主体名
株式会社アスコット
領域/分類
仕事領域 - オフィス・店舗・生産関連施設
受賞企業
株式会社長谷建築設計事務所 (東京都)
受賞番号
09C05005
受賞概要
2009年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

水道橋駅近郊に存在する6本の放射線状街路により構成されるヨーロッパの各地で見られるようなCircus(円形広場)に建つオフィスビル。当該敷地はヨーロッパの都市にあるヴァナキュラーな建物で構成される街区ではなく、建物自体様々な看板を抱える雑居なイメージのものである。計画に当たってはこの無秩序な街区に対して、閉鎖的な壁ではなく、透明感のあるガラスのスクリーンを選択した。各階を強調させるように水平に延びる白いラインとリズミカルに構成される垂直パターンによるファサードに特徴を持たせた。テナント構成としては、地下1階、1階は店舗、2階から5階までを若い事業者をターゲットにした事務所を提供した。

プロデューサー

株式会社アスコット 取締役執行役員 浜崎拓実/企画部 副部長 前田朋広

ディレクター

株式会社長谷建築設計事務所 代表取締役 長谷清志

デザイナー

株式会社長谷建築設計事務所 取締役設計室室長 白鳥秀幸、設計室副室長 藤崎和明

利用開始
2008年9月30日
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都千代田区三崎町2-24-3

問い合せ先

株式会社長谷建築設計事務所 設計室
Email: hase-sekkei@nifty.ne.jp
URL: http://www.hase-arc.com

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

事業主の事業採算を視野に入れた法定容積いっぱいまでの床面積の追求と敷地の特性から来る建物形態の追求。現場の調査・分析を通して判明した、既存の周辺環境になじませると言うよりは如何にしてこの場所に新たな空間つくりの規範となるべくデザインを提供するかの模索。また、入居率を高めるべく建物内部にあっては最小限の階高でOAフロアを踏まえた最大限の天井高を確保し、快適で明るい執務空間の提供。

デザイナーのコメント

無秩序な町並みに秩序を与え、Circus(円形広場)に建つオフィスビルとして何らかの演出を図りたいと思った。昼は水平に延びる白いラインに3つのパターンによるパネルの構成でリズム感を与え、夜は内部の照明により、垂直に延びる柱が浮き上がって見える。内部的には低い階高で天井を高く見せる工夫と若い事業者達に気に入って貰えるような空間造りを求めた。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

店舗については、他のオフィス街と比べて出版社や教育機関(東京理科大学・日本大学・東京リーガルマインド大学・文化学院など)などが所在しているので、特にそれらの会社員、大学生、専門学生の利用を想定した。事務所については、オフィス環境を重視する若い事業主を想定した。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

店舗は全面ガラスでオープンなファサードで構成し、明るく利用しやすいようにした。事務所はコア部分で構成されるバーティカルに3層まで延びるお洒落なブラックのアルミルーバーの壁で構成した。使用者はその壁に穿たれたエントランスを通り抜け、各階のオフィスに向かう。近隣の事務所とは違う差別感を提供した。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

各事務所スペースの照明器具は環境配慮型を使用した。

その問題点に対し、どのように対応したか

特にないが、地球環境は意識した。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京都千代田区三崎町2-24-3
http://www.hase-arc.com/japanese/detail_2008/2008_5.html

審査委員の評価

雑居ビル雑然とした容姿を助長するようにランダムなサッシュの配置でファサードを形成している。こうしたデザインであれば、入居後に中の様子がバラバラになってもきたならしく見えず、むしろ、多様性を感じさせたり、リズムを感じさせたりすることができるのではないだろうか。使われた時にデザインの意図が明確化するだろう。

担当審査委員| 隈 研吾   芦原 太郎   乾 久美子   佐藤 可士和  

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