GOOD DESIGN AWARD

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CC

2009

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
集合住宅 [イプセ市ヶ谷]
事業主体名
株式会社モリモト
領域/分類
生活領域 - 戸建住宅・集合住宅
受賞企業
株式会社モリモト (東京都)
受賞番号
09B08063
受賞概要
2009年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

本建築は昔ながらの良き周辺環境を持ちながら、公共交通からのアクセスの利便性も良い貴重なロケーションに計画されました。したがって、この建築にとっては周辺環境をいかに有効に取り込み融合させるかがテーマになりました。具体的には、すべての住戸を西側に向け、高低差をデザインに積極的に取り入れ、さらに梁を利用して内外が逆転した縁側(ベンチ)をつくり、フレームのないガラスによって内部と外部を視覚的につなげることを試みています。外観については、ホワイトボックスの形態をとり、ちょうど美術館がそうであるように不特定多数の人が様々に使うニュートラルな建築として静かな周辺環境に対して存在を主張しています。

プロデューサー

株式会社モリモト 取締役執行役員 不動産企画部担当 往蔵裕之

ディレクター

株式会社モリモト 不動産企画部 企画グループ 吉武裕三

デザイナー

株式会社空間システム研究所 代表 笹敦

株式会社空間システム研究所 代表 笹敦

竣工
2008年9月9日
販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

単に造形に特価した住空間ではなく、薬王寺特有の日本の良き歴史と環境を丁寧に取り入れて、そこに住む人と融合させた心地よい建築をつくることを目標としました。そのことにより人と人をつなぐ楽しいコミュニティーのきっかけとなる空間が発生することを期待しました。

デザイナーのコメント

一時の流行や思想に流されることなく、社会的にも経済的にも考え抜かれたデザインこそ、長い間人々に愛され、そして、役に立ち続けるものです。ファッションの一部として人々を驚かせそして忘れられていくのではなく、使えば使うほど次第に生活の一部になっていく様はとても心地良いものです。我々は、誰のためにそして何のためにこの建築をデザインするのかを常にコンセプトの原点に据えて設計を進めていきました。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

使用者はニュートラルです。年齢等に関係なくできるだけ様々な、個性的な人達が自分らしく住まうことを想定しています。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

当建築には集合住宅=美術館=ニュートラルなホワイトボックスという構図を与えています。ちょうど様々なアートが日々展示を繰り返すニュートラルなホワイトボックスとこの住宅を重ね合わせ、わずかにエントランスホールのグラスボボックスが内部を予感させます。主役はあくまでもそこに住む人=アートであり、白い箱が人々と一体となって新しい価値を生み出します。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

集合住宅=美術館=ホワイトボックスという構図は、良き住環境に新たに加わり、既存環境とその場を乱さないシンボル的建築のモデルとして有効に働くと考えます。有孔折板により一体化された居住空間は唯一外部に大きく開かれたエントランスのグラスボックスと共にホワイトボックスの形態をとり、美術館がそうであるように不特定多数の人が様々に使うニュートラルな建築として静かな周辺環境に対して柔らかく存在を主張しています。

その問題点に対し、どのように対応したか

薬王寺周辺は歴史が古く、情緒あるまちであり、さらには都心部にはめずらしく、昔ながらの良き周辺環境を持ちながら、公共交通からのアクセスの利便性も良い貴重なロケーションです。その中に新たに建設される建築は、既存の環境を最大限に引き出しながら、新しいものと古いものとが一体となって価値を見出せるように計画することが重要だと考えます。

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