GOOD DESIGN AWARD

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CC

2009

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
集合住宅 [アパートメンツ西麻布霞町]
事業主体名
東京建物株式会社
領域/分類
生活領域 - 戸建住宅・集合住宅
受賞企業
大成建設株式会社 (東京都)
受賞番号
09B08062
受賞概要
2009年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

敷地は、六本木通り沿いの都市的な建築群から路地裏の住宅地へと向かう、細街路に面した狭小地である。そこは土地や建築の規模が細分化されていく街並みのコンテクストが読み取れる場である。計画にあたり、この住宅のスケールと街並みのスケールの均衡を保つことが最大の目的であった。「外皮に包まれた集合体」 ここでは、住宅を街並みから切り離す記号化されたバルコニーの繰り返しは行わない。全体を白い外皮に包み込むようにボリュームを整理し、集合住宅の集積密度を不可視化する。この外皮を分節した隙間から、また穿たれた開口部から都市の住まいを街並みに開き、生活の営みが街並みの一部にもなっていくことを創出した。

プロデューサー

東京建物株式会社 RM事業部デベロップメントグループ グループリーダー 乾健治

ディレクター

大成建設株式会社一級建築士事務所 建築Gr 東宮英明

デザイナー

大成建設株式会社一級建築士事務所 建築Gr 渡邉智介

東宮英明&渡邉智介

詳細情報

http://www.apartments.jp/nishiazabu-kasumicho/index.html

利用開始
2008年7月24日
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都港区西麻布四丁目15番6

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

狭小地、かつ高密度にならざるを得ない賃貸集合住宅の計画ではあるが、従来型の道路に面したバルコニーを連続させるような手法を使わなかった。nLDKと面積では査定しきれない「気持ちよく住む」「集まって住む」という、住宅の根源的な課題として捉えた。道路側の開口部を吟味し、居室と一体として利用できるインナーテラスを計画し、そこから生活の営みを街並みに開いていくことによって、都市と住宅の関係をつなぎとめた。

デザイナーのコメント

前面道路が狭く、法的諸条件が厳しい敷地であっても、高密度に住戸を配置しながらも、インナーテラスやゆとりを感じさせる吹抜を配するメゾネット住戸等、魅力的な住宅を計画した。また各住戸を整理された壁に包むことによって、まとまりのある集合住宅の外観としている。共用部には自然光の入るエントランスや中庭等、建築として魅力ある空間を計画している。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

都心での生活や趣味、仕事の拠点とした富裕層のシングル若しくはカップル、子育ての終えた夫婦を想定した賃貸共同住宅。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

ルーフテラス、インナーテラスやメゾネットなど、バリエーション豊かな住戸を用意し、さまざまな利用者層を包括できるようにした。特に道路側のインナーテラスのある住戸は、友人や仕事仲間を誘い、交流や趣味・仕事のアピールの場を目的とした住まい方が可能で、都市に対し適度に生活を開くような間取りとなっている。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

①都市的なスケールの壁によって外観を整理、コントロールし、周辺の路地的な環境に配慮したファサードとした。②道路側に設けられたスリット開口部からその生活の一部を都市に対して開いていくことによって、より楽しく快適な生活が可能な間取りを用意した。インナーテラスのある住宅は多彩な住まい方を提案できる住宅とした。③セットバックした敷地を道路と一体に利用できるように公開空地的に整備した。

その問題点に対し、どのように対応したか

①高額な地価のため高密度な容積確保を前提とし、厳しい法規制による形態の煩雑化とバルコニーの連続という、様式化された集合住宅の外観を避けた。②匿名性が高くプライバシーとして内側に向かう従来の都心の集合住宅の暮らし方に対し、生活の一部を都市に開く事。③前面道路が狭く、敷地境界線付近ににそって塀や建物を配置している街並みであった。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京都港区西麻布四丁目15番6
http://www.apartments.jp/nishiazabu-kasumicho/index.html

審査委員の評価

インナーテラスやスリット的な開口部を用いることで、典型的集合住宅の外観からは一線を画した落ち着いた外観作り出しているところは評価に値する。

担当審査委員| 難波 和彦   高橋 晶子   手塚 由比   西沢 立衛  

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