GOOD DESIGN AWARD

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CC

2009

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
分譲集合住宅 [モダ・ビエント杉並柿ノ木]
事業主体名
株式会社フィンチ
領域/分類
生活領域 - 戸建住宅・集合住宅
受賞企業
株式会社フィンチ (東京都)
受賞番号
09B08061
受賞概要
2009年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

コンセプトは「杉並の緑豊かな環境の共有と継承」。杉並の緑豊かな立地を損なわないために、従前より敷地内に存在する樹木を最大限に活用した。樹齢百数十年の「欅」が鎮座する敷地内には、四季の移ろいを伝える植栽計画を施し、緑豊かな環境を建物内部に取り込めるように、メゾネットやスキップフロアなどの多彩な空間構成を計画した。住戸内部で目線の高さが変化する階段や、景色を「絵画」の様に切りとる大きな窓を効果的に配置した。住戸を開放し、居住者間のコミュニティ形成を促せるように、ポーチやテラスを中庭に面する外部通路側に設けた。緑豊かな環境を楽しみ、生活の中に取り入れる。環境と人がつながる新しい集合住宅を提案をした。

プロデューサー

株式会社フィンチ

ディレクター

株式会社チームネット 甲斐徹郎+エービーデザイン株式会社 正木 覚

デザイナー

有限会社谷内田章夫ワークショップ

谷内田章夫ワークショップ 谷内田章夫

詳細情報

http://www.finch.co.jp/showcase/suginami-kakinoki/

発売
2008年6月28日
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都杉並区上井草1丁目

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

高い緑被率の杉並区は、自然の潤いに包まれた住環境を形成しており、当敷地の周辺にも豊かな自然が残されている。敷地内に鎮座する樹齢百数十年の欅をはじめ、多くの樹木を活用し、周辺の緑豊かな環境とのつながりを継承させたいという想いを基にプランニングにあたった。周辺環境を切り離す閉鎖的な集合住宅ではなく、杉並の風景の継承に挑戦し、自然を共有・共存する生活と、緑を通したコミュニティ造りを目指した。

デザイナーのコメント

周辺環境との繋がりを継承するために、また、付近に残されている良好な環境を内部に繋げるために、様々な立体化ユニットをちりばめ、空間に機能と広さを与え、戸建住宅で得られる自由度の高さと集合住宅のメリットの両方を持ち合わせることにより、分譲集合住宅としてのアイデンティティを持たせた。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

利便性の追求と共に緑豊かな環境の中で、コミュニティを形成し、穏やかで心豊かな生活ができることが求められていると感じた。都心にも近く、周辺環境を活かしながら、自身のライフスタイルが確立できる空間を造ることを目指した。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

住戸バリエーションに幅を持たせ、様々なライフスタイルに対応できるようにした。容積対象面積に含まれていない床下収納やロフトなどの空間は、機能的に利用できるだけでなく、空間の連続性や専有面積以上の広さを感じ、目線を変化させて、高さのある窓から緑の借景を楽しむことができる。生活に緑を取り入れた居住空間を創造し、コミュニティ形成を促しやすい環境を実現した。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

地域環境に配慮して、敷地内に継承されてきた樹木を数多く残し、緑化されたルーフテラスを設け、ひな壇型の外部に開いたフォルムの配棟計画とした。住人の暮らしの気配を伝えるコンセプトを共有しながら、住人と地域との間にもコミュニティが広がりやすい配置を意識した。また、外断熱・Low-eガラスを用いて断熱性に考慮し、仕上げも無駄をなくすことで幅広く柔軟なライフスタイルに対応し、居住空間の長寿命化を試みた。

その問題点に対し、どのように対応したか

大きな窓ガラスを備えるコンクリート打放しの構造体が造る直線的なファサードを持った有機的なボリュームと自然環境を、敷地内の緑の環境を残したまま、どのように地域景観に融和させ、環境と共存できるかをテーマにした。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

http://www.finch.co.jp/showcase/suginami-kakinoki/

審査委員の評価

豊かな緑が残る好環境を活かしたボリュームの分節や内外を視覚的に繋ぐ開口部、住戸ユニットプランから各部ディテールに至るまで、地味だが質の高さを貫く姿勢が共感できる。

担当審査委員| 難波 和彦   高橋 晶子   手塚 由比   西沢 立衛  

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