GOOD DESIGN AWARD

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CC

2009

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
発電窓ガラス [サミット]
事業主体名
SUD株式会社
領域/分類
生活領域 - 住宅設備
受賞企業
SUD株式会社 (東京都)
受賞番号
09B06039
受賞概要
2009年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

従来の太陽光発電は屋根に取付ける黒色の太陽光発電パネルの性能を上げる事が第一優先とされ、太陽に極力向け、太陽光変換効率を上げる事を最優先としており、デザインと言う概念は持込にくいものでした。太陽光発電を身近な生活の中に持ち込み、省エネルギーを肌で感じる事ができる様にするために、窓ガラスと言う中に発電をデザインしました。発電窓ガラスに使用するパネルはアモルファスシリコン薄膜と言うもので、一般に使われている高性能のシリコン単結晶型太陽光発電パネルと比較してシリコン使用量が数十分の一と少なく、透過性があり、環境に優しい製品ではありますが、発電性能が低い為電力機能にも多くのデザインを組み込みました。

プロデューサー

SUD株式会社 有賀守昭

ディレクター

SUD株式会社 有賀守昭

デザイナー

SUD株式会社 有賀守昭、川邉雄

詳細情報

http://www.sud.jp

発売
2008年8月1日
価格

100,000 ~ 300,000円 (ロット数量によ価格が変わります。設置方位角によって性能が大きく変化しますので個別設計いたします。)

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

従来の太陽光発電は黒色パネルを屋根に取付けて、商用電源に供給すると言う、機能は優れているかもしれないが、デザインと言う視点で考えると厳しいものであったので、太陽光発電の分野で身近に省エネルギーを感じることが出来る”地産地消”と同様に”部屋産部屋消”のコンパクトでデザイン性に優れた省エネルギー技術の達成を目指した。

デザイナーのコメント

通常屋根に取付けられる黒色の太陽光発電を、身近なデザインとして生活に取り入れ、その機能性を表現したかった。その方法として窓に透過性のある太陽光パネルをスモークガラスの様に組込むことをデザインした。ただ、使用した薄膜太陽パネルはシリコン使用量が単結晶タイプの数十分の1と環境には優しいが、光変換性能が低いので変換や蓄電、蓄光等に最新のテクノロジーのデザインも必要とされた。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

当初は設計、施工の画一化によるコストダウンを考えて集合住宅に的を絞りましたが、デベロッパーの思いに左右される事がわかり、また、改修ではサッシ変更工事が大変でコストが掛かるため、省エネルギーや環境に興味を持つ方の新築個人住宅にターゲットを当てました。また、透過性があり裏側まで見えて美観と防犯性があるので窓にとらわれずに、公園等の公共表示板として利用することをもターゲットにしています。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

利用者の方が目の前で出来る省エネを実感して、それを訪問したお客様にも自信を持って伝えて頂き、環境に優しい社会の輪が広がること。また、公園等公共施設での利用で省エネルギーとメンテナンスフリーを実現して環境に優しい行政を行うこと。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

利用している発電パネルは薄膜タイプで、黒色の単結晶パネルと比較してシリコン使用量は数十分の一と少ないので、環境に優しく、更に、身近な窓に取付けることで発電だけでなく、熱線カット性能による夏季の室内温上昇を防ぐ効果があります。また、試行錯誤を重ねて低電圧による構成で、LEDの点灯とキャパシタによる安定電圧供給、そして、蓄光材(夜光塗料)の活用と電力を使わない最新テクノロジーの活用を考えました。

その問題点に対し、どのように対応したか

従来の太陽光発電は省エネの代表選手と言われながら、償却出来るまでの期間と装置寿命がほとんど同じくらいの期間で、更に発電パネルの製作にシリコンを大量に使ったり、なかなか環境に優しいとは言い難いし、なにより、屋根の上にあるだけで身近な存在ではありませんでした。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

経済産業省次世代エネルギーパーク(茨城県古河市)
http://www.ibaraki-energypark.jp/2008/09/post-14.html

審査委員の評価

アモルファスシリコン薄膜を用いた、発電する窓ガラス。ガラスにソーラーセルを張っただけかと思えば、そうではない。発電性能の低さを補う技術デザインが駆使され、その過程で遮熱機能の獲得にも成功した。洞爺湖サミットのゼロエミッションハウスにも採用されたソーラーの新領域デザインの逸品である。

担当審査委員| 北山 恒   赤池 学   五十嵐 久枝   川上 元美   黒崎 輝男  

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