GOOD DESIGN AWARD

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CC

2009

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
ガラス食器 [パローネ]
事業主体名
東洋佐々木ガラス株式会社
領域/分類
生活領域 - 食卓・調理用品
受賞企業
東洋佐々木ガラス株式会社 (東京都)
受賞番号
09B03012
受賞概要
2009年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「パローネ」は、鉛を使用しないクリスタルガラスとの世界的潮流をさらに一歩進め、鉛以外の有害物質も一切含まない当社独自開発の新組成で作られる。新組成は洗浄機に使われるアルカリ洗剤に強く、クリスタルガラスには困難とされた化学強化処理が可能となり未処理品の1.5倍の強度アップに成功した。この組成により薄肉厚グラスでも取扱い時の破損の激減に貢献できる。これは正に「地球環境に配慮した、世界初の全面強化クリスタルガラス」の誕生と言える。製品デザインは海外の同等品より製品高さをやや低くするなど、日本の食生活での使い勝手を熟知した日本人デザイナーの設計思想により、輸入品とは一線を画したデザインとなっている。

プロデューサー

東洋佐々木ガラス株式会社 代表取締役社長 戸田逸男

ディレクター

東洋佐々木ガラス株式会社 営業企画部長 富樫亜人

デザイナー

東洋佐々木ガラス株式会社 営業企画部 市販デザイングループ 窪田美直子

詳細情報

http://www.toyo.sasaki.co.jp/

発売
2008年11月13日
価格

1,400 ~ 1,600円

販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

特定販売店

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

第一に、量産タイプの脚付きクリスタルガラスの弱点である薄肉厚による取扱い破損の激減と地球環境への寄与を目標とし、クリスタルガラスには困難とされた化学強化処理が可能で、鉛その他の有害物質を一切含まない新組成を独自開発。第二に、この組成により輸入品では満足できなかった日本の食生活での使い勝手の良さを目標とし、既に成熟した市場の中でも、独自の設計思想を盛込んだデザインにより差別化した製品化を実現した。

デザイナーのコメント

無駄のないシンプルなデザインの中にエレガントなスタイルを表現。特に口当りの良さを重視し、口部の傾斜角と口径のバランス、技術的に難易度の高い1mm以下の薄肉厚にこだわった。新しいガラス組成で細く長い脚の姿を具現化する為、そのライン構成に苦慮した。日本向け脚付きグラスのスタンダードとなるよう、日本での個食スペース、収納、昨今のワンプレートで済ませる食の傾向を考えコーディネート時も考慮した設計を具現化。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

これまでの量産タイプの脚付きクリスタルガラスの使用で、薄肉厚による取扱い時の破損や洗浄機でのアルカリ洗剤による白化現象など、主に業務用での取扱いに不具合を感じている飲食業や宿泊業等のユーザーを想定。また、これまで輸入品など同等品の使用時に、日本人の体型や日本の食生活でのサイズ感覚に違和感を感じたり、地球環境に対して高い意識レベルを持つなど、生活用品に強い関心とこだわりを持つ使用者を想定。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

有害物質を含まない全面強化クリスタルガラス組成の開発により、地球環境への配慮を実現。また、薄肉厚による取扱い時の破損や、洗浄機でのアルカリ洗剤による白化現象など、取扱い上の不具合を大幅に改善した。更に日本人の体型や日本の食生活での使い勝手にフィットした設計思想で、デザイン価値の提供を実現した。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

有害物質を含まない全面強化クリスタルガラス組成の開発により、地球環境への配慮を実現。また、薄肉厚による取扱い時の破損や、洗浄機でのアルカリ洗剤による白化現象など、取扱い上の不具合を大幅に改善した。更に日本人の体型や日本の食生活での使い勝手にフィットした設計思想で、デザイン価値の提供を実現した。

その問題点に対し、どのように対応したか

第一に、量産タイプの脚付きクリスタルガラスの破損等による経済観念や安心感への阻害と、有害物質を含むクリスタルガラス組成がもたらす地球環境の破壊に関する課題について。第二に、輸入品などに見られる、日常の日本の食生活には完全にフィットするとは思えない使い勝手やデザインを解決すべき課題として捉えた。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

新宿伊勢丹

審査委員の評価

ふくよかなシルエットのカーブがどのアイテムも洗練されてきれいにまとまっている。鉛以外の有害物質も含まない独自の新組成のクリスタルガラスであり、破損の激減などの対策もよく考えられている。

担当審査委員| 澄川 伸一   安積 朋子   原 研哉   廣田 尚子   山本 秀夫  

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