GOOD DESIGN AWARD

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CC

2009

GOOD DESIGN|中小企業庁長官賞

受賞対象名
シリコンキャップ [Kissシリーズ]
事業主体名
有限会社アイ・シー・アイデザイン研究所
領域/分類
身体領域 - 健康・ケア・介護用品
受賞企業
有限会社アイ・シー・アイデザイン研究所 (大阪府)
受賞番号
09A02027
受賞概要
2009年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

健康を維持するためには、水分補給は欠かせないことですが、手に麻痺がある、握力が弱くなったなどのADL(日常生活動作)が低下した高齢者には、水を飲むという行為が苦になってしまうこともありがちです。本対象は、デザイナー自身の介護経験をもとにADLが低下した高齢者が介助なしでひとりで気軽に水分補給できる機能を実現しました。飲み口は、ふだんはぴったりと閉じていてもれず、キャップを軽くかむようにくわえると飲み口が開き、少しずつ中身がでます。ふっても逆さにしても、倒してもこぼれず、寝たままの姿勢でも楽に飲めます。コップ用とペットボトル用があります。

プロデューサー

有限会社アイ・シー・アイデザイン研究所 飯田吉秋

ディレクター

有限会社アイ・シー・アイデザイン研究所 黒田弥生

デザイナー

有限会社アイ・シー・アイデザイン研究所 飯田吉秋、黒田弥生

飯田吉秋

詳細情報

http://www.ici-design.co.jp/kiss/

発売
2009年4月20日
販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

自助具の一つとしてストロー付のこぼれない容器はありますが、吸って飲まなければならない、使用者が特定される商品となっています。そこで、自助具として捉えるのではなく、オフィスやパソコン周りなどこぼれない機能を求める様々なシーンに対応できる商品とし、独創性のあるデザイン、美しさとやさしさの見える商品になることを目標としました。

デザイナーのコメント

水をこぼすことが精神的な負担となり水を飲まない、結果として病気が深刻化することにつながった私の父親を介護した経験から生まれた商品です。医者は病気を治せるがデザイナーとして何が出来るだろうか。という想いがもとになっています。「できるだけ少ない部品で完結させること」「メンテナンスしやすいこと」「身体に優しい材料を使うこと」で使用者にとって使いやすいものになるようデザインしました。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

手に麻痺がある、握力が弱くなったなどのADL(日常生活動作)が低下した高齢者や、まだ上手にコップをつかって飲むことのできない乳幼児、容器を倒してしまってこぼすことの多い使用者を想定しました。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

手の麻痺や握力低下を気にすることなく、自らの手で気軽に水分補給ができるようになります。そして、コップやペットボトルをたおしてもこぼれないことで、気兼ねなくいつでも飲めるようになります。また介助なしでのめることで介助者の負担軽減にもつながります。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

たおしても、ある程度ふってもこぼれない構造を研究開発した。ひとつの部品で構成し、素材の伸縮性や形状記憶性を活用した商品とした。

その問題点に対し、どのように対応したか

超高齢社会の入り口にさしかかった日本において、高齢者が元気で自立して生活することが求められており、そのためには「水分補給」はかかせない。また、単身世帯、高齢者のみの世帯が増えたことにより高齢者自身が「自分で」生活を維持することが重要となっている。しかし、水分補給で問題となる「こぼれない」機能性をクリアしつつ、「簡単につかえて」「洗いやすく」日常生活で使えるデザイン性をクリアすることに課題があった。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東急ハンズ、京阪百貨店、SAKODA
http://www.ici-design.co.jp/kiss/

審査委員の評価

単一素材・単一部品の商品にすることで、衛生面や組み立ての煩わしさといった問題を解決している。シリコン素材の特性を良く生かした商品になっており、既存のコップやペットボトルを使用出来る点も汎用度が高く、評価ができる。

担当審査委員| 左合 ひとみ   岩崎 一郎   長濱 雅彦   船曳 鴻紅  

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