GOOD DESIGN AWARD

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CC

2008

GOOD DESIGN|ロングライフデザイン賞

受賞対象名
住宅(工業化住宅) [ヘーベルハウス(2008年モデルまで)]
事業主体名
旭化成ホームズ株式会社
分類
ロングライフデザイン
受賞企業
旭化成ホームズ株式会社 (東京都)
受賞番号
08L01006
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

ヘーベルハウスは骨組みを鉄骨、床、屋根、外壁にヘーベルを用いた鉄骨系プレハブ住宅として昭和47年に創業、大都市圏を中心にマーケットを展開しており、技術や仕様の進化はあるが、基本となる構法、素材、デザインコンセプトは創業以来一貫して変わらず、「耐震、耐久、耐火、断熱、遮音に優れた都市型住宅、ヘーベルハウス」という定評を頂いている。1998年に創業からの理念を総括し、「ロングライフ住宅の実現」を事業戦略ビジョンに据え、長期耐用住宅への取り組みを宣言、物理的、機能的な耐久設計、長期にわたるサービス体制、デザイン面でのロングライフを目指し、いいものを長く大切に使うことを家作りの基本とした住宅である。

ディレクター

旭化成ホームズ株式会社 マーケティング本部 商品企画部 部長 太原 豊

デザイナー

社内商品企画部開発スタッフ

詳細情報

http://www.asahi-kasei.co.jp/hebel/

発売
1972年3月
価格

60 ~ 80万円/坪

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

ヘーベルハウスは外壁の素材がヘーベルであること、都市の密集地市場を想定、追求したことから、陸屋根のキュービックな形態が特徴となっている。創業時のデザインイメージの継承とデザインがロングライフであることを要件として、いろいろなものを寄せ集めずにヘーベルの素材感にこだわること、ヘーベルの厚みや量塊感をデザインに表現すること、を「シンプル&マッシブ」というコンセプトにしてデザインの目標とした。

デザイナーのコメント

近年、住宅のデザインは流行のスタイルを追う傾向がある。新しいデザインは新たな需要を生むが、顧客にとって住宅は短期に買い換えるものではなく、本来、一過性の流行に左右されず、時間の経過に耐え得る、長く愛されるデザインであるべきだと思い、ロングライフデザインという考え方をデザインコンセプトに据えた。その要件として、本物のデザインとかたちや素材の必然性を目標としてプロトタイプのデザインを行なった。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

立地として都市、近郊に住まう顧客で、一般的な住宅地はもとより、特に狭小地や密集地での居住面積や居住環境、防災面、法規制で比較的厳しい立地条件で住宅を建設する顧客、価値観として、いいものを長く大切に使うという価値観を持った顧客を想定。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

鉄骨+ヘーベル躯体による防災性と居住性、躯体や部材の耐久設計による長期耐用性、同一躯体システムで2?3階建てを実現でき、高い敷地対応力による敷地の有効利用と居住スペースの最大化、シンプルで飽きのこないデザイン、メンテナンスプログラムと60年点検システムなど、長期アフターサービス体制の享受など。(H19年度経産省の築15年顧客アンケート調査で建物・アフターサービス総合満足度1位)

審査委員の評価

本来、プレハブ住宅こそはすべての商品がロングライフを目指すべきだ。膨大な数の量産住宅が街を埋め尽くしていくわけだから、それらが社会資本となり蓄積になっていかないとすれば大きな不幸だ。ところが実際はあまりそうなっていない。各社目新しい商品を競ううちに、多くの量産住宅が耐久消費財化した。そんな中、ヘーベルハウスは98年にいち早く「ロングライフ住宅の実現」を会社の方針として取り組んでいる。主力商品であるこのタイプだけは、創業以来、頑固なまでに重量鉄骨の骨組みに軽量発泡コンクリートの外壁にこだわりつづけている。時代の不易流行を目指すこの頑固さと信念を評価したい。

担当審査委員| 内藤 廣   川上 元美   黒川 玲   稲葉 賀惠  

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