GOOD DESIGN AWARD

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2008

GOOD DESIGN|ロングライフデザイン賞

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受賞対象名
家庭用食品包装用ラップフィルム [サランラップ(2008年モデルまで)]
事業主体名
旭化成ホームプロダクツ株式会社
分類
ロングライフデザイン
受賞企業
旭化成ホームプロダクツ株式会社 (東京都)
受賞番号
08L01005
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

食品包装用ラップフィルム「サランラップ」は1960年の発売以来フィルム性能が高く評価されてきた。また、パッケージについては1993年、2004年に使いやすさ向上を目指して改良してきたが、今回更に生活者の視点にこだわり商品改良を実施した。1)新開発「波形フラップ」によりラップフィルムの端が浮き上がりつまみやすさを向上させた。また「波形フラップ」にラップが張りつきやすくすることで巻き戻りをしにくくした。2)刃の位置を視覚的に知らせる表示や使用後の刃のはがし方をイラストで分かりやすく知らせる表示をつけて安全性を向上させた。3)生活者が求める清潔、さわやかなイメージをパッケージのデザインで表現した。

プロデューサー

旭化成ホームプロダクツ株式会社

ディレクター

旭化成ホームプロダクツ株式会社 マーケティング部

デザイナー

株式会社ザ・デザイン・アソシエイツ

詳細情報

http://www.asahi-kasei.co.jp/saran

発売
1960年11月
価格

777 ~ 200円

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

「サランラップ」は1960年の発売以来フィルム性能が高く評価されてきたが、パッケージについても1993年、2004年に使いやすさの向上を目指して改良した。更に今回、2008年に生活者の視点で購入、使用、廃棄というそれぞれの過程で、ストレスがなく快適に取り扱えること、安全に取り扱えることを目標に商品改良を実施した。

デザイナーのコメント

ロングライフ商品はずっと同じデザインではなく、実は時代を越えてその印象の刷新を心がけて行くものだと思います。長年親しまれた信頼のイメージの担保と、新鮮な登場感という二つの課題が大きなチャレンジでした。イメージの連続性を保つため、記憶に強く残るブランドカラーをベースに、さわやかで清潔な存在感を今まで以上に強調しました。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

最も主となる使用者は主婦を想定しているが、日常的に使われる必需品として家庭でのパートナー、学生、独身者、単身赴任者など男女を問わず若い人からお年寄りまで幅広い年齢の方が使われることを想定した。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

「サランラップ」は家庭用食品包装用ラップフィルムとして、そのフィルム性能、具体的にはハリコシや密着性による取り扱いやすさ、水分や酸素などを通しにくいバリヤー性による食品の鮮度保持という価値を実現してきた。また、パッケージについても改良を続け、ストレスがなく快適に取り扱えること、安全に取り扱えることという価値を実現してきている。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

今回2008年の改良時に、製品の取り扱いについて文字だけなくマークやイラストを組み合わせて視覚的に認知する表示工夫を施した。1)使用時に刃の位置を視覚的に注意喚起するため「▼」マークと赤い波線を表示した。2)使用後の刃の安全なはがし方を考案、検証し、イラストをつけて分かりやすく説明した。

その問題点に対し、どのように対応したか

製品の安全性に対して社会的に消費者の意識が高まってきているが、このような視点から見るとラップを切るために付いている「刃」は使用者が怪我をする可能性を含んでいるといえる。普段危険であることを意識せず日常的に使われている商品だけに、使用時や使用後の刃分別時にいかに安全に取り扱ってもらえるかが課題となっている。

審査委員の評価

言うまでもなく、この国のあらゆるキッチンに備えられている商品だ。サランラップのないキッチンなど考えられない。1960年の発売。ちょうど冷蔵庫が普及し始めた頃だ。この商品は、戦後の石油化学産業の誕生と、わが国の食生活の近代化とともに誕生した。以降、冷凍食品と冷凍庫の普及、電子レンジの普及と共に商品の改良が進み、それと共に商品も改良が進められた。ラップの切り取り機構などに対する改良は行われているが、その基本的なデザインは今も変わっていない。

担当審査委員| 内藤 廣   川上 元美   黒川 玲   稲葉 賀惠  

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