GOOD DESIGN AWARD

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2008

GOOD DESIGN|ロングライフデザイン賞

受賞対象名
乳製品乳酸菌飲料 ヤクルト [ヤクルト]
事業主体名
株式会社ヤクルト本社
分類
ロングライフデザイン
受賞企業
株式会社ヤクルト本社 (東京都)
受賞番号
08L01004
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

一人でも多くの人に健康を。創始者・代田稔博士(1899?1982)の願いから、1935年に生まれた乳酸菌飲料の「ヤクルト」は、生きたまま腸内に到達し、有用な働きをする“乳酸菌シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)”を摂取することを目的とした商品である。「腸の健康こそが人の健康に欠かせない」という考えの基、毎日おいしく飲み続けていただくことで、健康な体づくりに役立ててもらいたい。その思いを実現するために、1968年、手軽に、衛生的に、扱いやすい状態で、消費者にお届けできるよう本容器を開発。今では日本をはじめ世界31の国と地域に広がり、ヤクルトは毎日多くの人々に飲まれている。

プロデューサー

株式会社ヤクルト本社 代表取締役社長 堀澄也

ディレクター

株式会社ヤクルト本社 常務取締役 甲斐千束

デザイナー

株式会社剣持デザイン研究所 剣持勇、松本哲夫、藤本エイ二

詳細情報

http://www.yakult.co.jp

利用開始
1968年10月
価格

35円

販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

世界31の国と地域(日本含む)

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

“誰もが願う健康を、誰もが手に入れられる”世界を実現するために、一人でも多くの人々に「ヤクルト」を飲用していただき、健康維持に役立つ「乳酸菌シロタ株」を摂取してもらうことを目標としてきた。

デザイナーのコメント

当時、それまで使用していたガラス容器をプラスチック容器に変えることはヤクルトレディの労働力を軽減するために大変意味のあることであった。デザインにあたっては、牛乳びんのように「ヤクルト」といえば容器のカタチがすぐ思い浮かぶものにしたいと考えた。ただし、一見面白いが、しばらくすると飽きてしまうようなものにはしたくなかった。何十年も長く普通に使えるものをつくりたいという思いがあった。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

医学博士の代田稔が、人の健康維持に役立つ乳酸菌シロタ株を発見。その特別な乳酸菌を一人でも多くの人々に摂取してもらうために、安価でおいしい乳酸菌飲料として商品化した。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

発売当時の昭和初期、日本には栄養状態の悪さから、健康を害する人々が多くいた。一方現代においては、日々のストレスや栄養の偏った食事などによる、腸内環境の悪化が問題視されている。これまでも、そしてこれからも「ヤクルト」は毎日飲用していただくことで、乳酸菌シロタ株が腸内環境を改善。健康の面からも、美容の面からも、腸の重要性に注目が集まる中、時代を越えて愛され続ける乳酸菌飲料である。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

空容器の一部を利用して、定規やカードスタンド、カレンダーを作り、工場見学の来場者にお持ち帰りいただいている。さらに、ヤクルト容器の独特な形状が水の浄化に役立つことから、ヤクルトの底抜き容器(ヤクルトろ材)を当社工場や各地の排水処理施設、汚れた河川や池などの水質改善に利用し、水環境保全に成果を上げている。また、国や自治体などが実施する水浄化事業にもこれを供給し、水環境の改善に貢献している。

その問題点に対し、どのように対応したか

毎日多くの方に選ばれている「ヤクルト」。人の健康に役立つこと以外に社会や環境に貢献できないか、企業としての責任があった。

審査委員の評価

安価で美味な乳酸菌飲料として,商品化されたのは1935年である由、画期的な健康飲料である。各家庭に毎朝届けられる為に、その後ガラス容器をプラスティックに変えて容器を軽くし、「ヤクルトレディ」の労力を軽減することが考えられた。そこで、コスト面から薄くて強度があり、持ち易く,以前のガラス瓶と同等のボリュウムを有し、口当たりも良好なフォルムを求めて、実に数多くのモデルが作られ,細かな検討を経て1968年に現行のデザインが出来た。今や「ヤクルト」と聞けば、このかたちと味が思い浮かぶほど浸透し、30余カ国に親しまれている。

担当審査委員| 内藤 廣   川上 元美   黒川 玲   稲葉 賀惠  

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