GOOD DESIGN AWARD

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2008

GOOD DESIGN|ロングライフデザイン賞

受賞対象名
双眼鏡 [ミクロン 6x15 CF]
事業主体名
株式会社ニコン + 株式会社ニコンビジョン
分類
ロングライフデザイン
受賞企業
株式会社ニコン (東京都)
株式会社ニコンビジョン (東京都)
受賞番号
08L01002
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

小型双眼鏡ミクロンは、1921年に初代機が発売され、高性能な光学系と小型軽量ボディを活かし、野外での観察はもちろん、美術館などの作品鑑賞から観劇、旅行、スポーツ観戦まで、幅広い用途に対応し、好評を博しました。その後、モデルの追加や改良を続け長きにわ作り続けられました。ミクロン6x15CFは、一時期の製造中止を経て、1997年に再発売されました。初代ミクロンから基本的なコンセプト、デザインを引き継ぎつつ、光学性能の向上、部品の材質、加工方法が見直され、さらに理想に近いミクロンへと進化しました。

プロデューサー

株式会社ニコンビジョン

ディレクター

株式会社ニコン

デザイナー

株式会社ニコン

詳細情報

http://www.nikon.co.jp/main/jpn/index.htm

発売
1997年10月1日
価格

29,400円

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

新製品が次々に生まれ消えていく消費社会に、ユーザーは危機感や不満を持っているはずです。ミクロンは、高い性能や耐久性、飽きのこないデザイン、所有感を満足させる作り込み、さらには環境側面にまで配慮した設計によってユーザーの長い愛着に応える製品を目指しました。

デザイナーのコメント

新製品をデザインするには、見た目の変化が必須のように思われますが、このミクロンは初代と比較して見た目はほとんど一緒です。しかしながら、目をこらして、所有者が愛機を愛でるような目で見ると、ミクロン6x15CFの完成度の高さが分かっていただけると思います。これが時代を越えて引き継いだミクロンの魅力です。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

野外での観察はもちろん、美術館、博物館での作品鑑賞から観劇、旅行、スポーツ観戦まで、多くの用途に使用したいと思う一般ユーザーを想定しています。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

手軽に使いたいユーザーには小型計量で、どこにでも持ち運べる利便性。本物志向のユーザーには長い愛着に応えるデザインや作り込み、耐久性を実現しています。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

ニコン環境対策には、新規の材質、加工方法にて対処。性能、品質維持については、材質の選定や作り込みにて対処。デザインは、初代ミクロンのもつ機能美と精緻な作り込みで対応しました。

その問題点に対し、どのように対応したか

ニコン環境対策に対応した製品であること。その性能や外観品質が長期間維持できること。さらには時代、流行の変化にも耐えられるデザインであることが必要でした。

審査委員の評価

初代機の開発が1921年というから、もう一世紀近く前になる。携帯型の小型望遠鏡の元祖だが、いまだにそのデザインが命脈を保っているのに驚く。自然観察、観劇、スポーツ観戦、美術鑑賞など用途は広い。いくつもの改良が重ねられたが基本のデザインは変わっていない。一時期製造中止となったが、1997年に再開された。やはりこの企業の精神と原点を表現する商品なのだろう。いつも思うのだが、手に取った時の重量感、目に合わせて接眼部を広げる時の感覚、そういう微妙な身体的な目に見えないデザインへのこだわりがこの商品の寿命の長さに繋がっているのではないかと思う。そのこだわりを賞賛したい。

担当審査委員| 内藤 廣   川上 元美   黒川 玲   稲葉 賀惠  

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