GOOD DESIGN AWARD

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CC

2008

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
工務店ネットワークによるリノベーションデザイン活動 [JAHBnet・リノベーションデザインプロジェクト]
事業主体名
株式会社アキュラホーム
領域/分類
新領域 - 先駆的、実験的なデザイン活動
受賞企業
株式会社アキュラホーム (東京都)
受賞番号
08D18018
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

このプロジェクトは、工務店を中心とした新たなパートナーリングデザインにより、数千万戸が存在するといわれる、現行法に適合せず資産価値が少ないストック住宅の持続性を担保するため、地域における新しいリノベーションデザインメソッドで対応していく、先駆的なデザイン活動である。具体的には、これまでのリフォームデザイン手法から脱却し、住まい手(ユーザー)の知見・木材などの地域材料・職人の技術を工務店が駆使しパートナーを組み、ストック価値の再創造を図る。

プロデューサー

株式会社アキュラホーム 代表取締役社長 宮沢俊哉

ディレクター

株式会社アキュラホーム デザイン研究所所長 井草健二

デザイナー

株式会社アキュラホーム デザイン研究所 三宮佳美

詳細情報

http://www.jahbnet.jp

利用開始
2008年12月1日
価格

200 ~ 2,000万円/リノベーション戸あたり

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

ストックの長期化が望まれる低炭素化時代の中にあって、旧来のリフォームにおいては、ストック価値持続のための手法が考慮されてこなかった。この活動では、既存住宅そのものが、地域の住宅生産組織を活用しながら、新たな低炭素化時代に相応しい機能を有したストックへと転化されることを目標とした。

デザイナーのコメント

地域に点在する工務店の、21世紀的役割は「家まもり」「まち守り」であるといえる。こうした工務店と住まい手とのパートナーリングが未発達なために、高齢者等を狙った詐欺リフォームなどが跋扈し、大きな社会不安を招いている。こうした住民不安を解消するためには、工務店と職人と住まい手との地域内パートナーリングが不可欠である。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

高齢者世帯を中心とした、現行法に適合しない数千万戸に及ぶ木造住宅ストックの居住者。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

パートナーリングデザインによるリノベーションによって、高齢者等が安心・安全・快適(耐震性能、燃費、空気質の良い家)な居住空間を得られる。また、資産的見地からは、賃貸価値(例えばリバース・モゲージ評価が高まる)が向上する。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

リノベーション後の住宅については、資産価値だけではなく、住み心地までも含めた価値評価を得点化し、わかりやすくすることで、住まい手に対してリノベーションの動機付けを行った。

その問題点に対し、どのように対応したか

スクラップ&ビルドによって、日本の住宅産業は成立していたといえる。しかしながら、廃棄物問題等、様々な環境破壊の要因をつくり出してきたことも事実であり、その進行を止めることが急務である。この活動を通じ、既存住宅をリノベーションすることで長く住み続ける住宅とし、住宅産業の構造変革を行う必要があった。

審査委員の評価

少子高齢化社会などにより住宅産業の将来が不安視されるなか、本プロジェクトは資産価値の再創造、高性能、安心、安全な住宅の提供などを目的にノウハウ等共有のためのボラタリーチェーン(JAHBnet、地域工務店約600社のネットワーク)を基礎に、職人の技を生し、価値持続性のためのソフト及び手法の開発を目的とする。1. 住宅の需要変動を受けないビジネスモデルの創出、2.「家守り」「まち守り」として地域工務店の競争力強化、3. 住宅評価方法の共有、4. コストの縮減など、適切なパートナーリング手法とリノベーションデザイン活動は中小零細工務店など住宅産業の今後の方向性を示すものとして高く評価した。

担当審査委員| 内藤 廣   生田 幸士   原島 博   日高 一樹  

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