GOOD DESIGN AWARD

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CC

2008

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
視覚障害者の優れた感性を活かした商品開発の取り組み [ダイアログ・イン・ザ・ダーク・タオル]
事業主体名
田中産業株式会社
領域/分類
新領域 - 先駆的、実験的なデザイン活動
受賞企業
田中産業株式会社 (愛媛県)
受賞番号
08D18015
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

本当に良いタオルをお届けしたい。本当に心地良いタオルを知ってほしい。そんな想いからダイアログ・イン・ザ・ダーク・タオルをつくりました。タオル本来の機能である「人肌に触れた時の吸水・吸湿」や、感性としての「肌触り」「風合い」をより高めるために、視覚障害者であるダイアログ・イン・ザ・ダークのアテンドのみなさんに半年以上にわたるタオル・テイスティングをお願いして開発したタオルです。健常者とは比較にならないほど繊細な感性を持つアテンドのみなさんからいただいた貴重なアドバイスをもとに、試行錯誤を重ねた結果できあがった、3種類のタオルです。

プロデューサー

松田朋春 グッドアイデア株式会社 代表

ディレクター

則武弥 有限会社ペーパーバック 代表

デザイナー

金井真介NPO法人DID・ジャ パン代表、志村季世恵バースセラピスト・五感ソムリエ、河西徹コピーライター、DIDの参加してくれたアテンドの皆様(川端 新村 瀬戸 曽根 檜山 松村 森川 若菜)

詳細情報

http://www.goldpearl.co.jp/

発売
2008年6月11日
価格

1,575 ~ 7,350円

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

優れた触感と感性の持ち主である視覚障害者とタオルメーカーとで共創することにより、数値化しづらいタオル本来の機能である「人肌に触れた時の吸水・吸湿」や、感性としての「肌触り」「風合い」をより高め、より生活者に信用性のある説明ができる事を目指しました。

デザイナーのコメント

デザインにあたって、視覚障害者の持つ感覚を健常者にそのまま伝えることを重視し、デザイン表現でそれをしまい込まないように注意しました。DIDのブランドカラーを採用し、彼らの経験が新しい商品価値を産み出す、という明確な確信を主張しています。また、開発のプロセスを少しでも追体験してもらうために、パッケージや展示会の仕掛けでは、「見ること」と「触ること」を分離したプレゼンテーションを意図しました

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

使い心地・拭き心地・使用による心の満足感を満たすために、本当に良いタオルを求めている一般の生活者の方々全般。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

今まで、カタログや店頭で見ただけでは分かりづらかった、タオル本来の機能である「人肌に触れた時の吸水・吸湿」や、感性としての「肌触り」「風合い」を表す一つの指標として、優れた触感と感性の持ち主である視覚障害者の意見を取り入れ、表現しました。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

ダイアログ・イン・ザ・ダークという暗闇を体験するイベントを通して、健常者にも視覚を閉ざした場合の他の感覚が鋭敏になる事を体験していただき、障害をお持ちの方への偏見を尊敬に変えるお手伝いを、このタオルのアピールと、本当の商品の良さを実感していただく事で、実現したいと思います。

その問題点に対し、どのように対応したか

視覚障害者の「目が見えない」というバリアに目を向ける傾向が強く、目が見えない事によりその他の感覚が非常に発達しているという事に、社会全体が気付いていないようです。視覚以外の他の障害をお持ちの方についても同様と思われます。

審査委員の評価

新たな商品開発、デザイン開発の手法として評価した。商品アプローチとしてタオルの重要な要素である吸水、吸湿や肌触り、風合いを高めるためダイアログ・イン・ザ・ダークのアテンドの皆さんが協力し、試行錯誤を重ねて開発。デザインの要素である触感や使用感を追求するための新たなアプローチであり、今後の商品展開が期待される。

担当審査委員| 内藤 廣   生田 幸士   原島 博   日高 一樹  

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