GOOD DESIGN AWARD

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2008

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
人間-ロボット系を重視した会話インターフェースシステム [CAIWA]
事業主体名
株式会社ピートゥピーエー
領域/分類
新領域 - 先駆的、実験的なデザイン活動
受賞企業
株式会社ピートゥピーエー (東京都)
受賞番号
08D18006
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

コンピュータや人工知能の専門的な知識がなくとも、自由にロボットと日本語の会話が可能になる一連のソフトウエア・エンジンを開発し、これを「CAIWA」と命名した。これは、音声・テキストで自然な日本語文章が入力されると、入力文を知識ベースに基づいて会話シナリオの意味を認識し、これにふさわしい返答を返す仕組みになっている。CAIWAの出現によって、ロボットなどの人工物との意味のある会話が可能になり、さらにコンテンツやサービス産業などにも新しい展開が期待出来よう。

プロデューサー

株式会社ピートゥピーエー 代表取締役社長 黄声揚、同取締役副社長 勝倉裕+有限会社知能システム研究所 梅谷陽二

ディレクター

株式会社ピートゥピーエー 開発部部長代理 斎藤容市

デザイナー

株式会社ピートゥピーエー 開発部 開発部長代理 斎藤 容市、チーフアーキテクト 呉 涛、マネージャ 立石 権太、マネージャ 逸見 拓生、リーダー 岡出 亮明

中央:斎藤 左上:呉 右上:立石 左下:逸見 右下:岡出

詳細情報

http://www.ptopa.com/

利用開始
2008年1月1日
販売地域

日本国内向け

問い合せ先

株式会社ピートゥピーエー CAIWA事業部
Email: info@ptopa.com
URL: http://www.ptopa.com/

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

CAIWAをロボットなどの人間の生活に密接する人工物のヒューマンインタフェースにし、普及させることによって、これらの人工物の利便性の向上をもたらしてくるだけではなく、広い意味での人間性の維持と回復に寄与するものでもある。

デザイナーのコメント

人工知能、とりわけ会話の分野では実用性の面でどの企業も成功は収めていません。コンピューターが人の言語を解すればどれほど社会の役に立つだろう。機械の制御から情報の収集、あるいは相談役までコンピューターがこなしてくれれば。さらにはコンピューターが人と人をつなぐエージェントの役割を担ってくれれば。我々はそんな社会の実現という大きな夢に向かい、この分野のパイオニアとなるべく日々努力しています。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

CAIWAに触れ合う利用者と、CAIWAを利用して会話に連動したコンテンツを構築する構築者を想定している。CAIWAを組み込んだカーナビを操作する際に、音声にて相互会話を可能とさせ危険運転になることなくルート探しや沿線情報の取得などを実現させる。サービスを実現するCAIWA知識ベース、連動させる映像や音声等のCAIWAに連動したコンテンツの構築は、クリエーターにとり新たな市場創造となる。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

CAIWAとロボットの結合により新たな価値創造が見られた。CAIWA型コミュニケーションロボットは、高齢化や少子化社会の心癒し商品を創出し、キーボードレスの情報端末も実現。次に、CAIWAをカーナビなどへの搭載により、個人と各デバイスとの意思伝達を会話によって実現し、IT生活を快適に享受できる環境を醸成。最後に、CAIWAと連動するコンテンツの構築は、新しいコンテンツ創出に繋がるものと期待できる。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

1、時代変動の激しい日本語を正しく認識すべく、CAIWAを進化させねばならない。2、CAIWAの構築オーサリングツールを構築し、新たなコンテンツ創出の環境整備を支援している。3、ロボットなどに組み込むCAIWAソフトを用意し、CAIWA型ロボットのコンセプトを訴える実機を開発した。

その問題点に対し、どのように対応したか

現在の日本は、低次元情報と仮想現実によって毒され、人の情が薄れてきた。このような状況の中で、CAIWAが単に利便性をもたらすだけではなく、人間と機械が共存できる安心社会の建設に役立たねばならない。また同時に、日本人の人間性や文化を守ると言う視点からも、これからの重要な社会基盤技術に脱皮せねばならない。

審査委員の評価

ロボットと人が会話する研究は活発化している。本会話システムは、音声認識や合成などソフトだけでなく、対話ロボットの開発も含めたトータルなアプローチであることがポイントになっている。接客をする際、1対1の対話だけでなく、1対多の形式でも的確に応答することができる。さらに論理不明な会話にも対応できる点が注目である。単なる研究ではなく、実用化された研究であることも、評価される。

担当審査委員| 内藤 廣   生田 幸士   原島 博   日高 一樹  

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