GOOD DESIGN AWARD

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CC

2008

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
サービスロボット [スマートパル ファイブ]
事業主体名
株式会社安川電機
領域/分類
新領域 - 先駆的、実験的なデザイン活動
受賞企業
株式会社安川電機 (福岡県)
受賞番号
08D18002
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

人と共存・協調して働く車輪移動形サービスロボットである。片腕あたり2kgという実用的な可搬重量を持ち,腰部を屈曲させて床に置かれた物を拾い上げて持ってくることができるなど,物理的なサービスにより人の役に立つことを主眼として開発している。外観は人の頭部に相当する部分をあえて設けず,シンプルで無機的なイメージを出すことにより,「役に立つ道具(ツール)」としての印象を与えるデザインを採用している。腕・手・移動(車輪)・腰・環境認識などの機能単位でユニット化され,容易に追加・変更が可能である。用途に応じて最適なユニットを組み合わせることで、サービス分野の多様なニーズに柔軟に対応させることができる。

プロデューサー

株式会社安川電機 技術開発本部 ニューメカトロニクス事業化推進室 次世代ロボットチームリーダ 松熊研司

ディレクター

株式会社安川電機 技術開発本部 開発研究所 研究開発管理チーム 永満 健吾

デザイナー

株式会社安川電機 技術開発本部 開発研究所 研究開発管理チーム 永満 健吾、中島 浩二

詳細情報

http://www.yaskawa.co.jp/newsrelease/2007/25.htm

利用開始
2007年11月28日
販売地域

日本国内向け

問い合せ先

株式会社安川電機 技術開発本部 ニューメカトロニクス事業化推進室
Email: kaikenrq@yaskawa.co.jp
URL: http://www.yaskawa.co.jp

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

片腕あたり2kgという実用的な可搬重量を有しつつ,人間と共存・協調して働いても違和感なく溶け込める「役に立つ道具(ツール)」としてのサービスロボットを実現すること。少子高齢化による深刻な人手不足が懸念される中で,本ロボットが人手によるサービスの代替手段として有効に機能し,利用者の「快適」「便利」「安全」など,生活の質的向上に寄与すること。

デザイナーのコメント

人と共存し人の生活を支援するロボットは,人間の機能を志向するために人に似ていながら人ではないという人間型ロボット特有の有機的な不気味さがあるが,本ロボットはモダンインテリアという存在感で人との新たな関係構築を目指した。最低限必要な機能を,幾何学形状,機能美,素材感というキーワードで無機的なイメージを表現することにより,インテリアとしてのロボットの存在感を示すことができた。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

公共施設(病院,医療福祉施設,学校,空港,駅,ホテル,博物館,美術館,オフィスビル,ショッピングモール,テーマパーク,飲食店など)の一般利用者。対象年齢は小学生(6歳)以上

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

利用者の要求に応じてデータベース化された情報を引き出し,合成音声で提供することにより,案内などの情報サービスを提供することができる。また,利用者の要求に応じて対象物を把持・運搬することにより,所望の物を取ってくる物理的なサービスを提供することができる。さらには,実際に働くサービスロボットを身近に見ることで,未来社会を一足早く体感して将来に向けたイメージを共有できるという心理的側面からの価値もある。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

本ロボットは腕・手・移動(車輪)・腰・環境認識など共通の機能単位でユニット化され,容易に追加・変更が可能な構成になっている。各ユニットは複数のバリエーションの中から,用途に応じて最適なものを選択することができる。これにより,多種多様なユーザニーズに適したロボットをすばやく簡単に開発することができる。また開発したユニットの再利用により,環境負荷が軽減される効果もある。

その問題点に対し、どのように対応したか

サービスロボットは搬送・案内・掃除・介助など,目的・用途が多岐にわたる。また,ユーザがロボットに求める外観・機能などのニーズも多種多様である。これらに対し,従来は専用のロボットを逐一はじめから開発することで対応してきたが,開発期間やコストがかかる上,環境にかける負荷が大きいなどの課題がある。これらの課題が,サービスロボットの実用化が進まない一因ともなっている。

審査委員の評価

2005年愛知万博のプロトタイプロボット展でも公開されたNEDO支援の先進ロボットが、さらに磨きをかけてきた。万博では未来の喫茶店のマスター的なタスクを軽妙な合成音声で話しながら、コーヒーやお茶を接客していた。本ロボットは、接客など人とのインタラクションを主目的としてきた。さまざまな使用環境下での安全性を完全にクリアすれば、加速的な実用化が期待される。

担当審査委員| 内藤 廣   生田 幸士   原島 博   日高 一樹  

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