GOOD DESIGN AWARD

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CC

2008

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
リーフレット型電子企画展表示システム [国立美術館遊歩館]
事業主体名
独立行政法人 国立美術館、特定非営利活動法人 連想出版
領域/分類
移動・ネットワーク領域/コミュニケーション - デジタルメディア
受賞企業
特定非営利活動法人連想出版 (東京都)
国立情報学研究所 連想情報学研究開発センター (東京都)
受賞番号
08C17040
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「国立美術館 遊歩館」は、国立美術館に所蔵されている作品を、安心感のあるナビゲーションと直感的なテーマで楽しむことができる「電子企画展ナビ」です。浮遊感のあるリーフレット型の画面に表示される言葉をクリックすると、ナビはあたかも紙のように次々と横へ展開し、やがて10の作品サムネールを経て作品画像へと辿りつきます。全てのナビゲーションを画面上に表示し、テーマからテーマへ、作品から作品へとストレスなく渡り歩くことができる「遊歩」の世界を実現しています。

プロデューサー

水谷長志(独立行政法人国立美術館)、丸川雄三

ディレクター

渋井洋平(Tech D, jetnet.jp)、都留吾郎(Art D, DIAGRAPH)、吉川恵子、長屋俊、比戸奈津子、丸川雄三、水谷長志(Contents D)

デザイナー

都留吾郎(DIAGRAPH)

詳細情報

http://rensou.info/yuuhokan/index.html

利用開始
2007年4月1日
販売地域

日本国内向け

設置場所

http://search.artmuseums.go.jp/yuuhokan/

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

これまで文字入力で検索を行わないと閲覧できなかった国立美術館の作品情報に、専門的な知識や検索の技術を持たない方でも気軽に簡単にアクセスできる環境作りを目指しました。「どんな作品があるのかな」と未だ見ぬ作品との新たな出会いを期待しながら美術館を巡り歩く、そんな楽しみを電子空間に再現できればと考えています。パソコンが苦手な方でも楽しめるよう、使いやすさと見た目の安心感にもこだわっています。

デザイナーのコメント

このコンテンツを制作するにあたり、まず考えたのがインターフェースデザインと情報設計の両面から如何にして作品に対して興味を喚起する事が出来るかという事です。現代美術、版画など特定のジャンルに興味のあるユーザーだけでなく、美術作品にあまり興味のないユーザーでも美術に触れるきっかけとなるよう、また、興味の深いユーザーには新たな視点を与えるサイトとして機能していくよう心がけました。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

「遊歩館」はインターネットで一般に公開することを前提として開発しました。国立美術館にはどんな作品があるのか、ひとつひとつゆっくりと楽しみたいという方や、美術館にはなかなか足を運べないので自宅で気軽に作品を楽しみたいという方が主な対象です。動きや音を楽しみながら、パソコン操作のストレスをあまり感じることなく気軽に作品に触れていただければと考えています。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

まず何よりも操作する楽しさを提供しています。反応の良い音や画面の動きの楽しさは他のサービスではあまり体験できないものです。操作の先には国立美術館の素晴らしい作品が並んでいます。やわらかいテーマで作品を気軽に眺めることは、新たな作品に出会う機会を拡げます。作品についてさらに詳しく知りたいという方には詳細ページへのリンクも用意しています。「遊歩館」を入り口に、より深い知識を得ることができます。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

国立美術館はインターネット以前の早い時期から充実した作品データベースを整備しています。その蓄積を活かし、600件の写真付きデータを直感的なカテゴリとテーマに再構成して「電子企画展」を試作しました。自宅の環境からストレスなくアクセスできるよう、画面サイズはノートPCに合わせて小さめとし、全てのナビが画面内に収まるように設計しました。デザインは安心感のある「紙」を模し、動きと音とを作りこみました。

その問題点に対し、どのように対応したか

美術館へ普段から行く習慣のある方はそれほど多くはありません。行きたいと思っても時間がなく距離が遠い、あるいは体力的に難しい方や自分の好みが良く分からないという方は潜在的にはかなりな数にのぼると考えられます。インターネットはこれらの問題を解決できる可能性を十分に持っていますが、美術館の情報発信はまだ緒についたばかりで、そのような方々へのサービスが充実しているとは言えません。

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