GOOD DESIGN AWARD

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CC

2008

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
カーシェアリング システム [オリックスカーシェアリング「プチレンタ」]
事業主体名
オリックス自動車株式会社
領域/分類
移動・ネットワーク領域/身体の移動 - 身体の移動に用いられる機器・設備
受賞企業
オリックス自動車株式会社 (東京都)
受賞番号
08C12037
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

カーシェアリングとは、クルマを複数の会員で共有(シェア)しようという発想から生まれたシステムです。クルマにかかる費用を会員同士で分担するため、1人あたりの費用負担が軽減されます。カーシェアリングが普及することで、社会全体の車両数の減少やモーダルシフトが加速することから、省エネやCO2排出抑制につながる第4の公共交通システムと考えられています。オリックス自動車のカーシェアリング事業は、低排出ガス車の使用やカーボンオフセット取り組みの実施により、より環境への配慮が実現していることが特長です。

プロデューサー

オリックス自動車株式会社 取締役社長 三谷英司

ディレクター

オリックス自動車株式会社 執行役員 兼 レンタカー営業本部 本部長 石田義三

デザイナー

オリックス自動車株式会社 カーシェアリング部 部長 高山光正

カーシェアリング部 部長 高山光正

詳細情報

http://www.orix-carsharing.com

利用開始
2002年4月1日
価格

160円?

販売地域

日本国内向け

設置場所

首都圏エリア、東海エリア、関西エリア

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

カーシェアリングをネットワーク化することで、都市間を結ぶ「鉄道」や「バス」、「タクシー」等の公共交通を補完する第4の公共交通システムへ発展させることを目標としています。マイカー依存型の都市交通からの脱却が可能となるシームレスな交通システムを構築したいと考えています。

デザイナーのコメント

カーシェアリングは、クルマを複数の会員で共有する短時間利用を目的としたサービスである。この新しいクルマの使い方が注目されているのは、パーソナルでありながら公共交通の一部となり得る交通手段によって、世界的な懸案事項となっている地球温暖化対策としてCO2削減に貢献できるからである。また、利用毎に料金が表示されるので、マイカーのような無駄な車の利用が抑制されるという特長をもつ。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

環境問題や都市交通問題に問題意識をもった方。週末にしかクルマを使わない等、クルマの利用頻度が少ない方。送迎や買物等、クルマの利用時間が短い方。駐車場代や保険料等、クルマの維持費を抑えたい方。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

クルマを共同利用することで、街全体のクルマの走行量を減らし、交通渋滞の緩和やCO2排出の削減に貢献します。クルマを共同利用し使ったぶんだけの料金を課金しますので、利用者は、クルマを所有した場合の利便性はそのままにクルマに関る費用は軽減されています。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

必要なときだけクルマを利用することにより、クルマの走行距離の削減によるCO2排出の軽減や交通渋滞の緩和、公共交通利用の増加(モーダルシフト)を実現。低公害車の共同利用による大気汚染の改善や駐車場不足の解消を実現。

その問題点に対し、どのように対応したか

都市における交通渋滞や駐車場不足等の都市交通問題。自動車の排ガス等温室効果ガスによる地球温暖化。

審査委員の評価

デザインは思想や仕組みの具現性と捉えると、そこに行き着くアウトプットが具体的な「形」である必要はない。各メーカーのエコカーの発表が多かった今年に、すでに実証されているカーシェアリングのグッドデザイン賞への参加があったというタイミングこそ、意味を持つ評価のポイントである。21世紀の人と車の関わりは車産業が始まって以来の一大転換期を迎えたと言って間違いない。カーシェアリングの発想は、車を“所有する”から“共有する”という文化を生んだ。特に公共交通機関の活性化と駐車場問題の解消には大きく貢献すると思われる。製品そのものの性能や魅力ではなく、サービスの利便性や経済性がこの仕組みの評価ポイントである。携帯から予約しカードで決算する。ICカードの個人認証システムを採用しているので無人サービスとして利用可能。15分単位の料金設定なので仕事などで使う短時間用途に適している。燃料、車検、保険、税金、駐車代をシェアするという考え方はとても若々しい。事業者はこれから、この発想を「所有」という誘惑に負けないほどの魅力的な企画で進化させて欲しい。今後全てのシェア車が電気自動車になれば、さらに利用する理由にも拍車がかかるであろう。

担当審査委員| 山村 真一   木村 徹   沢村 慎太朗   松井 龍哉  

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