GOOD DESIGN AWARD

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CC

2008

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
旅客車 [小田急電鉄特急ロマンスカー 60000形 MSE]
事業主体名
小田急電鉄株式会社
領域/分類
移動・ネットワーク領域/身体の移動 - 身体の移動に用いられる機器・設備
受賞企業
小田急電鉄株式会社 (東京都)
株式会社岡部憲明アーキテクチャーネットワーク (東京都)
日本車輌製造株式会社 (愛知県)
受賞番号
08C12019
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

小田急電鉄では、東京地下鉄株式会社の交通ネットワークと、小田急のロマンスカーという双方の持ち味を活かした両社の連携により、日本初の地下鉄直通の座席指定特急、新型ロマンスカー60000形「MSE(Multi Super Express)」を4両編成1本、6両編成2本・16両製造し、2008年3月に運用を開始しました。新型ロマンスカー60000形は、地下鉄乗り入れ車両として求められる車体幅・高さなどを確保しながら、弊社のフラッグシップモデルであるVSEの流線形のデザインを継承しています。また、多様な輸送ニーズに対応ができるように分割併合機能を備えています。

プロデューサー

小田急電鉄株式会社 取締役社長 大須賀 頼彦+日本車輌製造株式会社 代表取締役社長 生島 勝之

ディレクター

株式会社岡部憲明アーキテクチャーネットワーク 代表 岡部憲明

デザイナー

株式会社岡部憲明アーキテクチャーネットワーク 片方聡 和久田実

岡部憲明アーキテクチャーネットワーク 代表 岡部憲明

詳細情報

http://www.odakyu.jp/

利用開始
2008年3月15日
販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

流線型ボディの色彩は、地下の駅でもさわやかな明るさを感じさせるフェルメール・ブルーを使用し、ロマンスカーの伝統カラーであるバーミリオン・オレンジの鮮やかな帯を窓下の高い位置に配置しました。また、ワインレッドのカーペットと木目調の化粧シート、真鍮製の手すり、電球色のLED照明を用いるなど、落ち着いた雰囲気の中にシャープ感も合わせて表現しています。

デザイナーのコメント

日本で初となる地下鉄線内座席指定特急車を実現するためにプロジェクトがスタートした。透明感のある青色の車体、特急車に相応しいきっぱりとした流線形の先頭車、全体をフルハイトの一体としてまとめたヴォリューム感。特急ロマンスカーMSEが地下鉄構内から都市景観、自然の風景の中を走り抜ける新たな風景が利用者と沿線の人々に日々の移動空間の楽しさと豊かさをもたらすことを追求した。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

都心に通うビジネスパーソンに上質な着席、移動サービスをご提供するとともに、首都圏北東部にお住まいの方についても、地下鉄線内から箱根観光への交通手段としてご利用いただける計画とした。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

通勤の新しいスタイルを実現することなどにより、お客さまの「かけがえのない時間」と「ゆたかなくらし」の実現に貢献した。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

AED?車両間相互の影響を検証し、異常のないことを確認した。また、AEDを格納するケースについては、いたずらや盗難防止の意味から、ケースの蓋を開けるとその場でブザーが鳴動するとともに、運転台モニタ画面でも表示する構造とし、駅だけでなく、特急車両への搭載により、お客さまの疾病時、より迅速に対応できるようにした。

その問題点に対し、どのように対応したか

鉄道車両として、日本初となるAED(自動体外式除細動器)の搭載を検討するに当たり、AEDからのノイズによる車両への影響、車両からのノイズや振動によるAEDへの影響が懸念された。

審査委員の評価

通勤用車輛だけでなく、特急車輛でも将来的に増えるであろう多様な路線への乗り入れに対し、多彩な乗客の異なったニーズへの対応という課題を見事に解決しているデザインが高く評価された。特にインテリアに関して、ビジネスユースから、観光コースまでの異なるユーザーニーズを意識した奇をてらわないシンプルなデザインが好評であった。

担当審査委員| 山村 真一   木村 徹   沢村 慎太朗   松井 龍哉  

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