GOOD DESIGN AWARD

閉じる
キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2008

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
軽自動車 [アルト・ラパン]
事業主体名
スズキ株式会社
領域/分類
移動・ネットワーク領域/身体の移動 - 身体の移動に用いられる機器・設備
受賞企業
スズキ株式会社 (静岡県)
受賞番号
08C12002
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

2002年に発売した初代ラパンは、シンプルでリラックスできる個性的なデザインで、特に若い女性から高い評価を得ました。今回発売する2代目ラパンでは、空間拡大や安全性・走行性能向上などハードウェアの大幅な更新とともに、デザインにおいては先代で評価された良さを継承しながらも、この数年の女性の気分の変化をとらえたデザインテイストのアップデートを行ないました。デザインコンセプトは「Positive×Relax」。シンプルで心地よい自分の部屋のようなリラックス感と、ハッピーで元気な気分でラパンと一緒におでかけしたくなるようなポジティブ感を併せ持たせ、ラパンのラパンらしい進化を目指しました。

プロデューサー

四輪技術本部

ディレクター

四輪技術本部 第ニカーライン

デザイナー

四輪技術本部 第ニカーライン チーフデザイナー

詳細情報

http://www.suzuki.co.jp

発売予定
2008年11月26日
価格

0円

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

ラパンが女性に評価された理由は、他のクルマのようなスタイリッシュなデザインと対極にある心地よいデザインと、初心者でも運転のしやすい視界見切りのよさや、4人乗ってきっちり使える道具としての実用性を兼ね備えたところにあります。これらの良さを損なわず、さらに伸ばして育てていくことが、ラパンを愛していただいている多くの方々やこれから免許を取ってラパンと出会う方々とのラパンブランドの信頼関係だと考えました。

デザイナーのコメント

この新しいラパンでは、評価が高かった初代ラパンに対し「何を継承し、何を更新するか」について、徹底的な議論を行ないながらデザインしました。大きく変えるのではなく、愛される普遍性を大切にしながら、女性ユーザーの使いやすさを徹底して検証し人間工学的に機能性を向上させることと、時代の変化から来る女性の気分の変化に対するデザインの味付けを、細部にまでこだわってデザインしました。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

中心的な想定ユーザーとしては、ファッションに敏感でお洒落な若い女性を想定しています。ただしデザインは、彼女達の好みに配慮した中性的でモダンな表現としていますので、このデザインを好まれる方には、年齢性別問わず、楽しく乗っていただける商品と考えています。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

女性のためのデザインとして、ただ丸くかわいい外観にするのではなく、あえて中性的なシンプルな角形デザインとしています。またスタイリングだけではなく、女性に運転のしやすさや普段の使い勝手の良さを実感していただくために、男性との身長差や服や靴の差、各操作部分の操作の違いなどを研究し、運転姿勢や視界、パッケージや操作力などメカニカルな部分も含め、車両トータルでユニバーサルなデザインを行ないました。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

ラパンでは、燃費の改善、軽量化、リサイクル性の向上、有機溶剤の削減などはもちろんのこと、コンパクトで環境負荷の小さい軽自動車本来のメリットはそのままに、セダン系軽自動車では最大級の室内空間の確保や、デザイン質感の大幅な向上で、今までの軽自動車では物足りなかった登録車ユーザーにも選んで頂くことを目指しました。軽自動車へのダウンサイジングの可能性を広げることが環境負荷低減を実現するひとつの解決策です。

その問題点に対し、どのように対応したか

公共交通機関の発達した大都市圏は例外ですが、その他大多数の地域で、自動車は日常生活に欠くことのできない交通手段として広く普及しています。自動車が生活必需品であり、かつ極めて多くの方が使うものである以上、環境負荷を可能な限り小さくする努力、燃費の改善、有害排出物の削減、リサイクル性の向上、道路損壊率の低減、安全性の更なる向上などは、自動車にとって不可避の課題です。

審査委員の評価

先代のオリジナルモデルは女性ユーザーに非常に評判がよく、軽自動車に新しいジャンルを築いた。その良さを継承しながら多くの部品を見直し、カウルの部品構成、フロント部のグリルとヘッドランプの構成、ドアミラーの新設計、リアの車名バッジに高級車でもなかなかできない樹脂成形されたバラ文字を採用するなど、徹底したこだわりからこの車に対する意気込みが伝わってくる。室内も外形に劣らずインパネの材質や形状もコンセプトをうまく表現している。特にアイポイントとフロントウインドーの関係は最近の日本車にはなかった距離感を持ち、室内空間として自動車の中にいるという圧迫感を感じさせない点がよい。

担当審査委員| 山村 真一   木村 徹   沢村 慎太朗   松井 龍哉  

ページトップへ