GOOD DESIGN AWARD

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CC

2008

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
公共建築 [沖縄県立博物館・美術館]
事業主体名
沖縄県
領域/分類
社会領域 - 公共施設・建築
受賞企業
株式会社石本建築事務所 (東京都)
受賞番号
08B11012
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

沖縄県立博物館・美術館は、老朽化した県立博物館の建て替えと初めての県立美術館を那覇市新都心へ合築したものである。財政悪化により6年間中断した後、県民の願いと県関係者の努力が実り、2007年11月1日にオープンした。設計・監理 石本建築事務所・二基建築設計室共同企業体 施設概要 延床面積23,891m2、地下1階/地上4階コンクリート造(一部鉄骨造) 建物高さ21.8m 博物館展示室3405m2、美術館展示室1976m2(各常設・企画展示室) その他 各館収蔵庫、講堂、喫茶、ミュージアムショップ

プロデューサー

沖縄県知事 仲井眞弘多(なかいまひろかず)

ディレクター

株式会社石本建築事務所 プロジェクト推進室 部長 能勢修治

デザイナー

株式会社石本建築事務所 プロジェクト推進室 主事 小野寺伸一

左:能勢修治,右:小野寺伸一

詳細情報

http://www.museums.pref.okinawa.jp/

利用開始
2007年11月1日
販売地域

日本国内向け

設置場所

沖縄県那覇市おもろまち3-1-1

問い合せ先

株式会社 石本建築事務所 プロジェクト推進室
Email: noses@ishimoto.co.jp
URL: http://www.ishimoto.co.jp

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

1)沖縄の歴史・文化・自然のコンテクストを建築空間的に反映させた博物館・美術館とし、将来へ継承しゆく施設とすること。2)沖縄の自然環境の豊かさを引き出し、過酷さから守る建築デザインとすること。

デザイナーのコメント

沖縄は1609年薩摩の侵略を受けて以降日本国に組み込まれた。それ故に第二次大戦に至るまで、幸福と言えない歴史を経てきた部分も多い。一方で沖縄には誇るべき独自の歴史、伝統、文化、自然、が琉球王国の時代から連綿と受け継がれており、それらを沖縄の視点から反映させた建築を造りたかった。沖縄の歴史、文化に関心を持たない若い世代や、観光客に、沖縄文化の素晴らしさを認識する契機となることを望んでいる。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

博物館・美術館学芸員、学術関係者、芸術家、沖縄県民及び観光客

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

沖縄の歴史・文化・自然を、建物の外観や内部の空間によって、施設全体で継承・発信。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

1)琉球王国時代に完成したグスクを建築のフォルムとし、エントランスホールの柱に沖縄に自生するヤシ科の樹木を写し、建築本体に近代沖縄建築の仕様を踏襲したコンクリートペンキ仕上げを採用した。2)外壁を琉球石灰岩を使用したPC版のダブルスキンとすることで環境負荷を削減し、エントランスホール、美術館展示室への自然採光、雨水利用などの自然エネルギー利用、輻射冷房等の省エネルギーシステムも取り入れた。

その問題点に対し、どのように対応したか

1)沖縄の歴史・文化・芸術を展示収蔵する施設として、如何に建築表現としてそれらを取り入れるか。2)展示・収蔵品を沖縄の過酷な自然環境から如何に守り安定した内部環境を得、かつ自然エネルギーを利用するか。

審査委員の評価

観光資源現の豊富な沖縄において、初の県立美術館を含む文化施設である。地域の歴史的資産であるグスクの形態をイメージした自立外壁が何よりも特徴となっており、遮光、通風機能と意匠性を巧みに両立させている点が高く評価できる。残念ながら特別賞の受賞には至らなかったが、意欲的な取り組みには賛辞を送りたい。

担当審査委員| 田中 一雄   隈 研吾   黒川 玲   南雲 勝志  

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