GOOD DESIGN AWARD

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CC

2008

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
成蹊大学 情報図書館 [教育施設]
事業主体名
学校法人成蹊学園
領域/分類
社会領域 - 公共施設・建築
受賞企業
学校法人 成蹊学園 (東京都)
受賞番号
08B11001
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

新東京百景に指定されている美しい武蔵野の欅並木に囲まれた自然溢れるキャンパスに、学園の創立100周年記念事業の一環として建設した地上5階、地下2階建ての大学図書館です。既存の歴史あるキャンパス景観に調和するレンガ調タイルの外壁をもつ書架棟を両サイドに配置し、中央には30m角5層吹抜のガラスアトリウムを設けました。書架棟の周囲には静謐な個室閲覧室を設け、アトリウムには、飲食しながら、会話をしながら、時には議論をする事もできる場所を用意しています。更にアトリウムの中に浮かぶ様に設けた5つのガラスドームでは、グループ閲覧の他に、展示会や音楽会なども企画される新しい図書館としています。

プロデューサー

株式会社三菱地所設計 執行役員建築設計二部長 新居 仁

ディレクター

株式会社三菱地所設計 建築設計二部 副部長 渡辺 稔

デザイナー

株式会社坂茂建築設計 代表 坂 茂

建築設計統括責任者 新居 仁

詳細情報

http://www.seikei.ac.jp/university/library/index.html

利用開始
2006年9月21日
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都武蔵野市吉祥寺北町3丁目

問い合せ先

株式会社 三菱地所設計 建築設計二部
Email: takuya.sato@mj-sekkei.com
URL: http://www.mj-sekkei.com

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

教職員や学生など利用者が、もっと気楽にもっと自由にふらっと立ち寄る事ができ、それによって図書や情報・人との出会いが新たに生まれるような、明るく暖かい居心地のよい図書館となる事を目指しました。図書館機能としては、125万冊の収蔵力を有し、1,000席設けた全ての閲覧席からインターネットに接続可能な情報化・国際化に対応した図書館を目指しました。

デザイナーのコメント

静かに読書するだけの場所ではなく、もっと自由にもっと楽しく、待ち合わせなどでふらっと気軽に立ち寄りたくなるような、明るく暖かい建物となるよう心がけて設計しました。そして様々な場所を用意する事で、新しい利用の仕方が生まれ、多くの図書や情報・人とが新たに出会うキッカケの場所となる事を期待して設計しました。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

大学の教職員や学生をはじめ、小中高を含む学園全体の関係者、地域開放の利用者、企業開放の利用者など

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

携帯電話が使える場所や、話をしたり飲食をしながら読書ができる場所、静かに集中するための個室など様々な場所を用意することで明確な目的をもった利用者だけでなく、空いた時間にふらっと気軽に立ち寄る事ができる暖かい図書館としました。またガラスアトリウムや宙に浮かぶガラスドームのグループ閲覧室からは、周辺の欅並木の景観が望め、木々に囲まれた木漏れ日の中の読書空間を提供しています。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

空調負荷の軽減として、アトリウム以外の書架等の開口部を極力小さくし、全ての開口部をペアガラスとしています。アトリウムの空調はタスクアンドアンビエント空調を採用し、中間期にはサーモと連動させた自然換気システムを設けています。また屋上には壁面緑化システムを設置しています。照明負荷の軽減として、全ての書架や階段、トイレの照明を人感センサーとし省エネを図っています。

その問題点に対し、どのように対応したか

今日の建築は地球環境への負荷を極力軽減する事が厳しく求められています。設計時においては、使用材料選定やスクラップアンドビルドを避ける高寿命建築の実現、建物や周囲の緑化や空調負荷の軽減による温暖化防止対策、施工時においては、廃材の再利用やごみ分別の徹底、運用時における空調や照明の無駄の無い運営計画など様々な課題がありました。

審査委員の評価

直線的な形態とオーガニックな形の組み合わせによって、従来の図書館建築にはない、ダイナミックな空間を作り出している。既存のキャンパス環境への配慮も評価できる。

担当審査委員| 田中 一雄   隈 研吾   黒川 玲   南雲 勝志  

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