GOOD DESIGN AWARD

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2008

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
建築 劇場・ホテル [東宝シアタークリエビル]
事業主体名
東宝株式会社
領域/分類
産業領域 - オフィス・商業施設、生産施設
受賞企業
株式会社竹中工務店 (東京都)
受賞番号
08B09014
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

芸術座をもつ東宝本社の跡地に、地下に611席の演劇専用の劇場「東宝シアタークリエ」と地上に255室の宿泊特化型ホテル「remm 日比谷」の計画である。劇場は、30?40代の女性をメインターゲットとし、見やすく、機能的であることを優先し、シンプルな内装の中にきめ細かい配慮と上質さを追求した。ホテルは「快眠」をコンセプトに、客室の水廻りをガラスの間仕切とし、一部開口部に隣接させるなど開放的でスタイリッシュなインテリアとした。開口部を千鳥格子に配置することで新たなランドマークとなることを狙っている。

プロデューサー

東宝株式会社

ディレクター

株式会社竹中工務店 設計部 副部長 堀口譲司

デザイナー

株式会社竹中工務店 設計部 課長 美島康人、担当 加来真一

設計者 堀口譲司 , 美島康人 , 加来真一

詳細情報

http://www.tohostage.com/theatre_crea/index.html

利用開始
2007年11月7日
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都千代田区有楽町

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

劇場は、これまでの芸術座に代わり新しい文化の発信拠点となることを、ホテルは新しいコンセプトのデザインホテルとして、これまでにないサービスを提供することを目標としている。劇場とホテルという異なる機能がこの日比谷という場所に集積することで、都市的な文化を育み、街区の活性化に寄与していくことを狙っている。

デザイナーのコメント

1970年から始まる竹中工務店設計施工による日比谷東宝エンターテインメント街の最後を飾る社会的価値の高いプロジェクトに携われ光栄でした。革新的な外装でありながら時代と街の記憶を継承するランドマークとして人々に親しまれ愛されることを期待します。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

劇場はこれまでの芸術座の対象である60?70代の女性から、30?40代の女性にターゲットを変更し、銀座や丸の内で働く女性の方でも気軽に楽しめる演目を用意している。ホテルはビジネスマンから女性を中心とする当劇場、向かいの東京宝塚劇場、日生劇場、帝国劇場の観劇のお客様、そして都心に住まいながらも快眠や癒しのホテルライフを楽しみたい方々まで幅広いターゲットを想定している。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

劇場は機能性、見やすさを重視し、611席という中規模な設定とた。またターゲットとなる30?40代の女性が気軽に利用できるような心配りと上質でモダンなインテリアとしている。ホテルは客室にマッサージチェア、レインシャワー、大きめの特注ベッドを装備し、快眠と癒しを堪能できる空間とした。また共用部のインテリアについてはスタイリッシュでシンプルなテーストとし、都会のアクティビティを楽しめるものとした。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

様々な事業スキームと文化的コンテクストを考慮した結果、劇場と宿泊型ホテルとの組み合わせとして計画した。劇場については地下の部分に音響的な配慮と最大限に空間を確保する技術的な検証をおこない、見やすく、最大限の座席数を確保した。ホテルはビジネスホテルとは一線を画しつつ、向かいにある帝国ホテルやペニンシュラホテルなどとは異なる価値をもつサービスを実現した。

その問題点に対し、どのように対応したか

劇場、映画館が集積する日本でも有数のエンターテインメント街である日比谷地区にどのような建築を社会的、文化的そして事業的に計画するかが最大の課題であった。また建物としては東宝日比谷ビル(通称日比谷シャンテ)との一体建物となること、比較的狭隘な敷地条件を前提として法的、音響的、工事としての技術的課題に取り組む必要があった。

審査委員の評価

劇場とホテルという一体化しにくい機能を、千鳥格子のデザインモチーフでまとめあげた秀作。客室の細かな割付を装飾性に結びつけた外観はアンドンのように美しく光り輝いていており、小ぶりながらランドマークとしての存在感を十分に発揮している。足元は華やかだがビル全体の立面に個性が感じられないといったビルが多い界隈にあって、こうした、全体像を見渡す視点で作られた当作品は異彩をはなっている。

担当審査委員| 安田 幸一   乾 久美子   川上 元美   北山 恒  

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