GOOD DESIGN AWARD

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CC

2008

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
児童の安否確認通報サービス [マイカルテカード、「リリカ」カードサービス]
事業主体名
株式会社レノメディカ
領域/分類
産業領域 - ソリューションビジネス、サービスシステム
受賞企業
株式会社レノメディカ (東京都)
受賞番号
08B08009
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

通塾や児童登下校時の通達サービスなどは、いくつかの自治体で採用されているものの、従来のものでは専用の発信機や読取り装置、導入管理側に児童の情報を管理するデータサーバーの費用や専従管理者の必要性など、容易に導入できるものではありませんでした。また利用者側にとっても個人情報を外部に管理される不安と、携帯の買換えなどで通達先アドレスが変更される度に管理者に通達する必要がありました。「リリカ」安否確認サービスはカード内部に連絡先を書込み、カードをかざすだけで内部の連絡先をソフトが読取り、安否確認メールを行うもので、データ登録サーバ、専用線などを必要としません。

プロデューサー

株式会社レノメディカ 医療事業部 システム課 中村守秀

ディレクター

株式会社レノメディカ 医療事業部 システム課 中村守秀+株式会社アプリオリ 河原和子、綾部華織、橋田玲子、渡邊裕子+株式会社ニーズエージェンシー 齋藤直樹、石田和徳、村田純一

デザイナー

株式会社レノメディカ 医療事業部 システム課 中村守秀+株式会社アプリオリ 高野鈴美、なかだかず+株式会社ニーズエージェンシー 三股浩樹、岸野康裕

医療事業部 中村守秀

詳細情報

http://www.mykartecard.com

利用開始
2008年7月20日
販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

地方自治体様

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

カードに情報を書き込み、一元化された情報サーバーが無くとも運用可能としたことで、同一のカードで登下校、学童、通塾等の経営母体が違う局面でも利用することが出来、市役所のインフラなどに接続されていない「こども110番の家」等でも保護した児童の連絡先に通達が可能。また児童が救急車などに収容された場合もアレルギーや禁忌薬情報などを容易に読み取れるようなシステムデザインとした。

デザイナーのコメント

マイカルテカードは透析患者向けに沢山の治療情報を常時携帯出来るよう開発されたものです。救急車に収容された時、車内で情報閲覧できても収容先病院へ全容を口頭伝達するのは情報量が多くなるにつれ困難になってきます。このサービスは看護師の方が「閲覧すると同時にFAXできればよい」と意見頂いたことが発端です。FAXが出来ればメールも、災害時だけでなく学校でも、と沢山の方との打ち合わせの中で誕生しました。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

安否確認が必要なすべての人々。携帯電話などが持てない若年層、高齢者、社会的弱者とされる方々など。また住民サービス導入などを行う必要のある自治体。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

携帯性に優れたカードとすることで、常時携帯が可能である。導入側は専用データベースへの専用線などの共通インフラを必要とさせないシステムデザインとすることで、非常に多彩な読み取り拠点を安価に提供できる。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

マイカルテカードサービスは、読み取り拠点側に共通の安価なアプリケーションを導入するだけで、救急車の中などでは既往歴や服用薬情報の閲覧が出来、学童保育所などでは連絡先のアドレスを読み取りメールなどの情報発信が行え、図書館などでは利用者番号などの読み取りが出来るなど、カード所持者は多局面でサービスの提供が受けれるため、カードを廃棄する事がなく、拠点側も旧来のPC等でこのサービスを提供可能である。

その問題点に対し、どのように対応したか

従来のカードシステムの場合、読み取り拠点導入側の会員でなくなった場合、そのカードは使用できなくなり廃棄されていた。また、カードシステムに複数の機能を持たせる場合、読み取り拠点側に専用線などの新たなインフラ構築の必要性が生じていた。

審査委員の評価

子供たちが安心して日常生活を過ごせるように、ITを積極的に活用して子供の安全を確保する取り組みが進んでいる。しかし多くのシステムでは、初期の導入費用や運用管理の負担などが課題となっている。このサービスはこうした課題を解消するために、従来からある個人情報を記載したカードやアレルギータグなどを身につけるといった慣行をITで置き換えており、それによって個人情報のセキュリティの確保とリアルタイムでの情報提供も可能なものとしている。求められる要件をできるだけ単純に解決することで、シンプルで実用的なシステムが実現するという好例といえよう。

担当審査委員| 紺野 登   國澤 好衛   西山 浩平  

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