GOOD DESIGN AWARD

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2008

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
タワーマンション [アイランドタワースカイクラブ]
事業主体名
新栄住宅株式会社
領域/分類
生活領域 - 戸建て住宅、集合住宅
受賞企業
新栄住宅株式会社 (福岡県)
受賞番号
08A05091
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

福岡市が"創造的モデルとなる実験都市"として開発を進める[ふくおかアイランドシティ]内に計画された42階建て145.3m、409戸(全て分譲)の九州一の高さを誇る集合住宅である。3棟を4層のスカイガーデンと呼ぶ構造体で連結した3棟連結構造を採用。単体では不安定な20m四方、高さ145mの3棟を安定させることで全住戸中96%で2面以上の採光確保を可能にし、地下免震装置とスカイガーデン及び建物頂上部に制振装置を配し地震に強い構造体とした。また隣接する公園との緑の連続性を意識し、各スカイガーデンと駐車場棟屋上を緑化して居住者の共用スペースにすると共に敷地面積に対して54%の緑地率を達成した。

プロデューサー

新栄住宅株式会社

ディレクター

竹中工務店・司建築設計事務所 設計監理共同企業体 木村康彦、岡本憲二郎

デザイナー

竹中工務店・司建築設計事務所 設計監理共同企業体 木村康彦、岡本憲二郎

詳細情報

http://www.island-tower.com

利用開始
2008年8月22日
販売地域

日本国内向け

設置場所

福岡県福岡市東区香椎照葉3-3-1

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

超高層集合住宅の利点である眺望と開放感を十分に享受できる住まいの提供。スカイガーデンという天空の庭を生み出し、高層階でも大地を身近に感じる安心感と低層階の住人でも自由に眺望を堪能できる環境を整えた。更には超高耐久コンクリートやハイブリット免震・制振構造による高耐久性とSIシステムなどの可変性兼ね合わせ、本当の意味での永住の住まいの提供を目指した。

デザイナーのコメント

博多湾の新しい埋立地のシンボルとして、「灯台」をモチーフとし、高くそびえ、住む人の灯りで街を照らしてほしいと願った。3棟連結が生み出すスレンダーな形状や見る角度によりさまざまに変化するボリューム、白を基調とした配色、頂部やスカイガーデン下部のライトアップなどシンプルな表現の重ね合せによるデザインとした。かつて海であったこの場所に人間と自然が「共生」した新たな街のコンテクストが醸成されることを願う。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

「共生」という新たなメッセージを合言葉に、人間と自然がおたがいを尊重し合い、共に生きていこうという試みに共感するフロンティア精神にあふれた人々に新しい住まいかたを提供した。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

超高層による博多湾や福岡市街地の眺望、二面採光による光あふれる住まい、空中庭園による身近な自然の享受、免震・制振構造による地震から強風までさまざまな揺れに対する安心・安全や、高耐久コンクリート・SIシステムによる永住できる住まいを創出した。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

免震・制振構造+高耐久コンクリート+SI方式の採用により永く住まえる住宅の提供や、環境共生としては、4層の積層空中庭園+駐車場屋上庭園により、高緑地率(約54%)の住環境を実現した。また、11層・高さ30m毎に空中庭園を設置し、身近に自然を享受できる良好なコミュニティースペースを創出し、人類の知恵の結晶である技術により、新しい自然と人間の関係を作り出した。

その問題点に対し、どのように対応したか

地球温暖化への危機が高まるなか、建築においても持続可能性を考慮した建築・環境と共生した建築が求められている。また、超高層集合住宅に特有の問題として、自然との関りが希薄になることやコミュニティーが形成しづらいということが言われている。また福岡市の「21世紀の先進モデル都市」にふさわしい自然との共生をテーマとしたランドマークの創出が求められた。

審査委員の評価

3棟連結超高層住宅の形式はきわめてユニークで、ある意味マニアックな感さえある。構造体として計画されたスカイガーデンが、高層化したときに共有空間をどのように計画するかという提案として考えられているところを主として評価した。

担当審査委員| 難波 和彦   芦原 太郎   高橋 晶子   手塚 由比  

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