GOOD DESIGN AWARD

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2008

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
マンション [M.M.タワーズ フォレシス]
事業主体名
三菱地所株式会社
領域/分類
生活領域 - 戸建て住宅、集合住宅
受賞企業
三菱地所株式会社 (東京都)
東京急行電鉄株式会社 (東京都)
三菱倉庫株式会社 (東京都)
受賞番号
08A05089
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

超高層住宅が一般的なものとなり、高さへの羨望に留まらず次世代型の建物が求められている。本計画では、住まいの本質・原点に立ち戻り「安全・快適・環境」について高いレベルにて実現した。横浜みなとみらい21(MM21)地区の都心型立地において、周辺建物と調和しつつ、影響の低減に努める建物形状・配置とし、臨海の都市に「大きな森」を形成し地域と共存する計画とした。また、建物の耐久更新性・省エネに特に配慮した地球環境に共生した超高層住宅である。更に都市犯罪への危惧を緩和するため新たなマンションセキュリティシステムを開発し、多世代・多様なライフスタイルに対応でき、永きにわたり安全で快適に居住可能な建築とした。

プロデューサー

三菱地所株式会社 執行役員横浜支店長 吉村俊秀

ディレクター

株式会社三菱地所設計 代表取締役副社長執行役員 大内政男

デザイナー

株式会社三菱地所設計 常務執行役員 豊泉正雄、井上一三、石田雄大、多田直人、木村正人、岩井厚、前田英邦、藤江哲也、植田直樹、松尾教徳、草次省五、小泉豪

利用開始
2007年3月2日
価格

3,140 ~ 20,000万円/戸

販売地域

日本国内向け

設置場所

横浜市西区みなとみらい

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

■環境1)IBECの環境性能評価CASBEEを新築建物として第一号認証し最高ランクS取得。■環境2)緑化率40%超、16000本植樹し都市緑化。横浜市150万本植樹宣言に寄与。■安全1)次世代型セキュリティとして出入口分離、ICタグにて来訪者制御システムを開発(特許公開)■安全2)住宅性能評価耐震等級の最高ランクである等級3取得。■快適1)柱・梁のない居住空間とする構造システム採用(特許公開)

デザイナーのコメント

とかく分譲マンションは一過性の商品となりがちであり、街を訪れる人・住まう人は永く建築や住まいと係わっていくことを忘れがちである。新しく美しい空間や環境への感動と共に住まいの原点である本質的な価値を誠実に提供したかった。「安全・快適・環境」は当たり前なことと軽視しがちであるが、まだまだ課題は山積みであり、日本の住まいの価値向上の為にも一石を投じるプロジェクトであった。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

深刻な環境問題やスクラップ&ビルドされる日本の住まいに疑問や危機感を抱いており、単に空間の美しさや一時の快適な暮らしだけでは満足しない。多様なライフスタイルや社会変化に順応し持続可能なシステムのデザインも期待している。また、犯罪・防災などに対して更なる安全性を求め、都市緑化・省エネなど地域貢献や地球環境との共生できることも住み手の責務と考え、感心を寄せ重要視している人間。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

住戸専有部には柱梁のない空間・免震構造・高耐久な製品の採用など将来を見据えた「スケルトン」を居住者に提供することにより、必要に応じて「インフィル」をリフォームし、100年を超えて居住し続ける価値を実現した。また、来訪者までも管理できる高いセキュリティ、四季折々に豊かな表情を提供し、散歩道として憩うことのできる緑と併せ、使用者に評価され、販売は即日完売、公表の内に終了した。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

「環境に優しい」「環境に配慮」などの言葉は容易く使われるが、具体的な度合いについては曖昧である。本件では、環境性能をわかりやすく、かつ、適正な評価をおこない情報提供することが必要と考えた。第三者機関IBECによる環境性能評価CASBEEにて最高ランクSを取得。新築建物の第一号認証となる。また、都心部では珍しく敷地の40%超、16000本を越える植樹をおこない横浜市150万本植樹宣言にも寄与した。

その問題点に対し、どのように対応したか

地球温暖化・少子高齢化・都市問題など深刻な問題がありつつも、都心居住の利便性・快適な生活を求めるニーズは高まっている。一方、山村の生活とは異なりパッシブな生活は困難な部分もあり、より社会や環境と緊密な関係を持ち共存することが強いられている。地域社会や地球の一員として、エゴではなくエコな暮らしができる都心型住宅が必要とされているが、その要望に応え得る案件は少ないのが現状であるとの課題意識があった。

審査委員の評価

MM21地区の上位計画に位置付けられた計画であり、永きに渡り居住人口の定着にむけた工夫がみられる。隣地と共有しながら、広がる緑のネットワークも地域の密着力を育ててゆくだろう。

担当審査委員| 難波 和彦   芦原 太郎   高橋 晶子   手塚 由比  

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