GOOD DESIGN AWARD

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CC

2008

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
集合住宅 [コスモグラシア錦糸町アクヴェル ]
事業主体名
株式会社コスモスイニシア
領域/分類
生活領域 - 戸建て住宅、集合住宅
受賞企業
株式会社コスモスイニシア (東京都)
受賞番号
08A05086
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

錦糸町に位置する単身者、DINKS向けの賃貸共同住宅です。屋上緑化とルーフバルコニーなどを13・14階屋上階と複層に配したメゾネット住戸により、シンプルな外観に3次元で変化に富む住居空間を内包しています。1つの住宅ユニットに対し、2つの性格の異なるルーフテラスを設置し、下階のルーフバルコニーは生活者にとってプライベートな外部空間となり、上階のルーフバルコニーは、中央通路を介して他住戸の気配を感じるセミパブリックな空間として、それぞれが異なるヒエラルキーを有する空間としています。また内部と外部が有機的に接続することで、さまざまな空間領域が生まれています。

プロデューサー

株式会社コスモスイニシア アセットマネジメント事業部

ディレクター

株式会社コスモスイニシア アセットマネジメント事業部 建築監理部

デザイナー

株式会社コスミック設計エンジニアリング+株式会社山本・堀アーキテクツ

詳細情報

http://www.cigr.co.jp/bkc/midori4/index.html

利用開始
2008年6月30日
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都墨田区

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

都市生活者の生活現象は、これまでパブリック空間や行動に対して、無関心という前提での居住形態が多く見受けられました。今回の住宅ユニット、及び集合住宅の形態への提案は、押し付けのコミュニティ形成誘引ではなく、居住者自身の個性や考え方を最大限尊重し、居住者自身での参加を促すことをデザインの目標としています。

デザイナーのコメント

床面積に縛られる、ディベロッパーの開発する集合住宅に対して、外部空間やロフトを積極的に住居に介入させ、付加価値創出を狙っています。ルーフバルコニーが空間的につながりつつ2層にわたって設けてあり、それぞれが内部居住空間と密接につながり、床面積を大きく超える空間的な広がりを提案しています。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

都心居住は建築基準法と事業主の利益の最適化のため、その床面積とそこからはじかれる賃料に縛られており、利便性を求めるほど圧縮されています。一方で、都心に住む人々は情報が横溢する世の中にあってその価値観は多様化しており、多様化している空間ニーズを居住者側のニーズと相反関係にあります。デザイナーマンションと呼ばれる流行の住空間には若干距離を置いているユーザー像を想定しました。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

法規的に制限される床面積に対して、複層に分解し、外部空間を交えることで、3次元のつながりを創り出し、レベルの複層化による視覚的な隔絶などを生むことにより、多様化した価値観にこたえる、居住空間を提案しました。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

床面積にならない外部空間(ルーフバルコニー)を複数に分解し、メゾネット住戸に取り込み、視覚的、空間的な変化を生み、多様な生活者のニーズに応える居住空間を集合住宅で実現させました。

その問題点に対し、どのように対応したか

不動産価値を縛る床面積と賃料の持つ事業主への影響、および高度な情報化社会による価値観の多様化と、地縁から解放されることにより獲得した自由によって、都心居住において選択基準が曖昧になってきています。

審査委員の評価

都心に位置する単身者、DINKS向けの賃貸共同住宅である。単純な外観の中に、屋上緑化、ルーフバルコニー、複層に配したメゾネット住戸などを差し込むことによって、多様なライフスタイルに対応した、複雑な住空間を構成している。とりわけ内部空間とルーフテラスの半外部空間を絡み合わせることによって、複数の住戸を結びつけ、セミパブリックなつながりをうみ出している点に注目したい。今後の集合住宅のあり方を先取りした先進的な試みだといえよう。

担当審査委員| 難波 和彦   芦原 太郎   高橋 晶子   手塚 由比  

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