GOOD DESIGN AWARD

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2008

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
集合住宅 [イニシア川口並木]
事業主体名
株式会社コスモスイニシア
領域/分類
生活領域 - 戸建て住宅、集合住宅
受賞企業
株式会社コスモスイニシア (東京都)
受賞番号
08A05083
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

環境問題が高い関心を集める昨今の社会情勢を鑑み、環境配慮型分譲集合住宅の可能性を追求しました。株式会社チームネットの提唱する「住環境統合理論」に基づき「居住者の得」を第一とし、「自然環境」と「コミュニティ」を手段として使いこなすための手法として「環境共生」を位置づけ、「緑」「風」「人」の3つのつながりのデザインを行いました。エコブラインドによる独自の壁面緑化システム、土地の記憶を後世に残すべく敷地内にあった桜の木を活かした創り込みにより実現した豊かな景観・住環境・コミュニティによって、環境配慮型分譲集合住宅の一つのプロトタイプが完成しました。

プロデューサー

株式会社コスモスイニシア 北関東支社

ディレクター

株式会社コスモスイニシア 北関東支社 建築監理部

デザイナー

株式会社トイズアーキテクチュアデザイン+株式会社タウンスケープ研究所+株式会社チームネット

利用開始
2007年11月29日
販売地域

日本国内向け

設置場所

埼玉県川口市

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

環境問題に対し、機械の技術進歩に頼るだけの解決手法ではなく、緑や光、風を積極的に取り入れた、よりエコロジカルな「住まい方」による解決を図れないかという挑戦、単なるエコではない、居住者にとって「得」、「楽」となるような生活空間の提案を目指しました。

デザイナーのコメント

環境意識が高まる中、住宅供給の場面においては設備性能の向上による機械的なエコを謳うものが多いですが、本プロジェクトにおいては、「住まい方」に対して、エコロジカルな視点での提案を目指したものであり、空間として外環境を整備することで、居住空間の快適性を確保することが目標となりました。エコブラインドや、オーニング等を開発することで、日射や通風、強いては新しい住まい方のデザイン提案を行いました。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

利己的な便利さだけを追求するのではなく、自分らしさや、さまざまな事象との共存を望む方、具体的には自然・緑・エコに興味のある方、自分の暮らしが環境に対して、少なからず負担をかけている事実を見過ごさず、少しでも何かしたいと思っている方を想定しました。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

心地よく暮らすための工夫を専有部・共用部に施すことで、自然の心地よさを存分に享受することのできる、居住空間を提供することができました。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

つなぐというテーマを設定し、環境配慮型集合住宅が「苦」にならず、「楽」が結果的に「環境に優しい」につながるということが重要であると考えました。エコブラインドやオーニングなどを取り入れることで、空間的な心地よさを手に入れることができました。

その問題点に対し、どのように対応したか

地球環境問題については、地球規模での取組みが始まっています。住宅供給サイドとして、各メーカーの設備機器の能力に頼る環境対策ではなく、住まいを提供する企業として、環境配慮型集合住宅を提案することが、課題であると考えました。また、この取組みがもたらすものは、環境に優しいというだけでなく、結果的に居住者の得や楽につながることが重要であると考えました。

審査委員の評価

東京郊外の住宅地に建つ分譲集合住宅である。住環境を住戸内に限定せず、住空間を外部環境に結びつけることに焦点を当ててデザインしている点が注目される。具体的には、建物外周やバルコニーを緑化し、各住戸には奥行きの深いバルコニー、テント、緑化用フェンスなどを備え付けることによって直射日光の制御を行っている。住戸内外の境界空間に細やかなデザインを展開することによって「緑」「風」「人」を結びつけようとした新しい形の環境配慮型の集合住宅といってようだろう。

担当審査委員| 難波 和彦   芦原 太郎   高橋 晶子   手塚 由比  

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