GOOD DESIGN AWARD

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CC

2008

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
賃貸集合住宅 [クレイタスパークシリーズ]
事業主体名
立松恵子、立松尚衛
領域/分類
生活領域 - 戸建て住宅、集合住宅
受賞企業
株式会社studio point (愛知県)
株式会社ワーク・キューブ (愛知県)
株式会社ジョインライフ (愛知県)
受賞番号
08A05057
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

ワンルーム賃貸物件の新しいあり方の提案である。できるだけ作り込まない最低限のシンプルな生活スペースを用意し、デザイナーズマンションのような高い賃料を払わなくても、生活者が楽しめる空間づくりを目指した。また、生活者自信が自分でインテリアを作り込める仕掛けを用意した。RC打ち放し時に利用する「セパ穴」を使った簡易な壁面収納家具を仕掛け、自分好みのインテリアづくりやDIYによる部屋づくりをも可能としている。また、入居者向けのマニュアルブックを作り、部屋の使い方や暮らし方の具体的な提案、地域との関わり方を見せながら、生活者と積極的にコミュニケーションを図り、精度の濃いサービスを提供している。

プロデューサー

株式会社ジョインライフ 代表取締役 田村誠

ディレクター

株式会社ワーク・キューブ 代表取締役 桑原雅明

デザイナー

有限会社studio point 代表取締役 澤田剛秀

(有)studio point 澤田剛秀

利用開始
2007年7月1日
販売地域

日本国内向け

設置場所

愛知県名古屋市北区

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

昨今の一人暮らしをターゲットにしたワンルーム賃貸物件の多くは、同じような間取りや生活設備である。生活者は、賃料や土地的な利便性、住居設備の機能性などスペック的な要素でしか自分の住まいを選択する術がない状況にある。そこで、より生活者が自分の暮らしを楽しめるようなハードづくりと、生活者に提案価値を伝えるためのコミュニケーションをとることの出来るソフトを伴った生活環境の提供とシステムづくりを目指した。

デザイナーのコメント

一人暮らしをターゲットにしたワンルーム物件のほとんどが、同じような間取りや生活設備であるという現状がある。生活者は、賃料や土地的な利便性、住居設備の機能性などスペック的な要素でしか、自分の住まいを選択する術がないような状況にある。賃貸物件でも個性のある暮らしを出来るように、そして、若い単身者でも普通に手の届くコストの実現を目指している。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

賃貸住宅を探している単身者。デザイナーズマンションなどに憧れはあるのだが、賃料が高いため、住むことが出来ない人。また、自分で生活空間を創りたい願望のある人等。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

自分だけの生活環境を作り込める仕掛けがあるため、生活者はオリジナルのセパ穴家具利用したり、DIYで自分だけのインテリアを自由に考えることが出来る。毎年改定される住まい方マニュアルにより、入居者とコミュニケーションを図り、暮らし方の提案、地域コミュニティや入居者同士のコミュニケーションを円滑に促すための働きかけもしている。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

本件では、内装の壁をRC打ち放し、床仕上げも長尺シートなどとすることで、可能な限り内装を作り込まないことで退去時のメンテナンスコストや定期的な設備改修をなくし、付加のない形で持続出来る不動産物件として成立している。また、コンクリート打ち放しのオリジナルキッチンや最低限のライティングダクトの使用により、工業製品が持つ古くささを感じさせない工夫をしている。

その問題点に対し、どのように対応したか

賃貸住宅では退去時の壁紙の張り替え等使用劣化や経年劣化による内装の改修により、結果として定期的に環境負荷を与えるゴミの排出をしている。また、賃貸ビジネスの視点で言えば、キッチンや照明器具等の住設備も時間がたつと古くささを醸し出してしまい、結果として、改修の対象となってしまう。そのような業界主体のビジネス構造が生活者に住環境を選ぶ上での自由度や楽しみを制限している

審査委員の評価

新しい賃貸ワンルームマンションとして筋の通ったシンプルなデザインである。フレキシビリティを保証する設計に留まらず、新生活マニュアルまで整備して生活者を丁寧にサポートしている点は、従来のワンルームマンションから一歩踏み出ている。

担当審査委員| 難波 和彦   芦原 太郎   高橋 晶子   手塚 由比  

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