GOOD DESIGN AWARD

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2008

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
分譲集合住宅(長屋) [タテスリー高宮]
事業主体名
九電不動産株式会社
領域/分類
生活領域 - 戸建て住宅、集合住宅
受賞企業
九電不動産株式会社 (福岡県)
受賞番号
08A05056
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「タテスリー」シリーズの3物件目となる“長屋式分譲集合住宅”です。「タテスリー」とは、タテに3層積み重なった住戸の空間構成によるネーミングで、本作ではそれが6戸、ヨコに連続しています。これにより、独立した玄関+パーキング・正面と背面からの両面採光・階ごとの変化に富んだシーン展開といった、集合住宅でありながら一戸建ての良さをあわせ持つ、新しいカタチを提案しています。また、その特長を十分に活用した「フリースタイルシステム」という、住み手のニーズに合わせたインテリアプランニングメソッドを採用し、それぞれに個性あふれる住戸プランを実現しています。

プロデューサー

九電不動産株式会社 住宅事業部 マンション事業グループ

ディレクター

有限会社建築デザイン工房 谷口遵、笠木秀朗、師井康太郎(元所員)

デザイナー

エイドトラス設計事務所有限会社 蓮子龍美+信濃設計研究所 信濃康博+有限会社ズーク 有吉兼次

左から、全体設計:谷口遵、住戸:蓮子龍美・信濃康博・有吉兼次

詳細情報

http://www.tate3.jp

利用開始
2008年3月30日
価格

4,750 ~ 4,880万円

販売地域

日本国内向け

設置場所

福岡市南区高宮1-7-16

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

既存のマンション供給方式にとらわれず、「何がより良い住まいか?」を住み手の視点に立って考え、実現することを基本姿勢としています。「タテスリー」シリーズは都心近郊の"すきま"のような狭小地を敷地としており、都市型集合住宅の新しいカタチを模索するとともに、住み手の多様なニーズに応えることのできるメソッドの構築を目指しました。

デザイナーのコメント

この集合住宅は、室内に近い感覚のインナーバルコニー、逆に思い切り張り出した雨の降るバルコニーなど、多くのバリエーションによって外界と接続しています。また、最上階では吹抜けに近い天井高で開放感を与え、逆に1階では意図的に視界を落したスペースが道路まで繋がります。これはいわば、空間の「仕掛け」だけで構成された建築デザインです。この「仕掛け」で住み手にどれだけ自由に”遊んでもらえるか?”に期待しました。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

都心近郊ながら閑静で良好な住宅地のため、単身者から子供のいる家族またシニア層まで、すべての年齢層および家族構成を想定し、かつ、それらの住み手の多様なライフスタイルにも応じた、ひとつしかない住まいを目指しました。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

マンションの耐久性・経済性・断熱性と一戸建ての独立性・広さ・接地性をあわせもつ住宅としての高い基本性能を有する「都市型集合住宅」の新しいカタチを実現しました。また、住み手の多様なニーズに応えるために、おしきせのバリエーションの選択ではなく住戸固有のインテリアプランを創りだすメソッドを構築し、住み手とプロセスを共有しながらつくりあげました。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

マンション同様の区分所有という形式ながら、地面に接する一戸建ての利点もあわせもつ特長と、住戸数の増減に対する拡張性を「タテ3層」というカタチで実現しました。また、各住戸において自由度の高いインテリアプランニングメソッドを構築し、住み手のニーズに応えています。加えて、住み手自らによる円滑な建物管理(自主管理)を促すことで、建物内だけでなく地域との親密なコミュニティ形成に役立つと考えます。

その問題点に対し、どのように対応したか

都市部には一戸建てには地価が高すぎ、マンションには面積が狭いといった土地、いわば”すきま”が点在しています。このような土地で、周辺環境に適応し、かつ住み手のニーズに応えうる住宅の供給を考えました。また、住み手の家族構成やライフスタイルの多様化への対応としては、いわゆる建売り形式では限界があることや、住戸が建物内さらには地域で積極的に関係を築いていけるコミュニティの形成が課題でした。

審査委員の評価

三階建て小規模マンション、ミニ開発戸建建売住宅に代わる新しい可能性をもった長屋式分譲住宅である。従来の長屋のイメージを払拭し、コンクリート造によりモダンなイメージを創ることに成功している。

担当審査委員| 難波 和彦   芦原 太郎   高橋 晶子   手塚 由比  

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