GOOD DESIGN AWARD

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2008

GOOD DESIGN|グッドデザイン金賞

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受賞対象名
戸建て住宅 [無印良品 窓の家]
事業主体名
ムジ・ネット株式会社
領域/分類
生活領域 - 戸建て住宅、集合住宅
受賞企業
株式会社良品計画 (東京都)
ムジ・ネット株式会社 (東京都)
受賞番号
08A05007
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「窓の家」は「家を暮らしから考える」というコンセプトのもとにつくられました。家を暮らしから考える、そして暮らしを豊かにする大切な要素として考えたのが「窓」です。「窓」は、家の内と外を繋ぎ、光を室内に採り込む穴でした。やがて家族の共通の視点となり、それを楽しむ心が育まれていきます。日本人には四季の移り変わりをそのまま採り込むのでは無く、窓で切取り美意識にかなう風景として愛でてきた文化があります。住まい手の美意識に合わせて自在に窓を設け、外と繋がる自由を大切にしました。光が欲しい場所に光を、家族が語り継ぐ風景を壁に四角い窓を開けるというもっともシンプルな形で実現した住まいです。

プロデューサー

ムジ・ネット株式会社

ディレクター

ムジ・ネット株式会社

デザイナー

ムジ・ネット株式会社

詳細情報

http://www.muji.net/ie/

発売
2007年4月1日
価格

13,990,000 ~ 23,440,000円

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

住み手が、自由に考え好きなところに「窓」を配置する事ができ、「部屋と部屋」、「内と外」を繋ぎます。また「窓」は、「窓」そのものが美しいのではなく、風景を綺麗に取り込むための「窓」を考えました。そしてその考えは建物全体に貫かれ、器である建築そのものが主張するのでは無く、住み手が主体の家。過度な装飾や不自然な素材使いを取除いた「簡素・簡潔」な家。高性能で永く住み続けられる家を目指しました。

デザイナーのコメント

20世紀初頭の芸術運動が工業生産と手工芸の統合を目指そうとしたように、この家でも、繰り返し可能な工業製品としてのディテールと、一品生産ならではのこまやかさを表現できるように考えました。特に窓まわりや、巾木、階段のささら桁等は、再現性を高めるために工場で製作。またドアノブやタオルハンガー、ユニットバスといった設備・備品も同時に商品開発し、無印良品店舗でも単体で販売できるようにしました。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

世代を超えて、自分の暮らしかたについてこだわりを持っている人たち。無駄な装飾や高級感に惑わされず、簡素であるけれど、永く使うほど味が出てくるようなものを良しとする、美意識や価値観をもつ人たちを想定しています。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

過度の装飾を排除、時間と共に風合いを増すような自然素材の使用により豪華さや便利さだけでない価値を提案しています。また家の構造体となる「スケルトン」と後で組み替え可能な「インフィル」を分ける事で、容易に間取りを可変させ、家族の成長の変化に柔軟に対応します。「構造計算」による数値的な裏づけや、「外張り断熱と断熱サッシ」の採用で、安全で快適な暮らしを、ひいては永く住み続けられる家を実現しています。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

構造には、SE構法を採用しました。この工法は、間仕切り壁の無い大空間が可能で、家族構成が変化しても容易に間取りを変更する事が可能です。また構造計算によって安全性は裏付けられています。室内は、外断熱工法・断熱サッシによって、ランニングコストを抑え快適な環境が保たれます。そして「塗り壁」「無垢材の床」「木製サッシ」など時間とともに風合いが増し、愛着を持って長く使い続けていただける素材を選んでいます。

その問題点に対し、どのように対応したか

日本の住宅の寿命を延ばし、何世代にも渡って住み継がれる家づくりを目指しています。永く住み続けられる「家」は、住み手にとってメリットが大きいばかりでなく、社会や環境に与える負荷という観点からも重要です。質の良いものを永く大切に使う、本来日本人が持っていた価値観を「家」で実現したいと考えています。

審査委員の評価

無印良品はコストパフォーマンスを最優先した商品開発をめざして、今日までに生活に関わる多種多様な製品を商品化してきたが、生活空間の提案の集大成として、2003年に無印住宅「MUJI+INFILL木の家」を開発し販売を開始した。「MUJI+INFILL窓の家」は無印住宅の第2ヴァージョンであり、「木の家」が郊外住宅を対象にしているのに対し、都心の小さな敷地でも建設可能な、コンパクトで洗練された都市住宅として2007年に開発された。一貫したコンセプトにもとづき、トータルなライフスタイルの提案をめざして展開してきた無印良品のもうひとつの集大成として高く評価したい。

担当審査委員| 難波 和彦   芦原 太郎   高橋 晶子   手塚 由比  

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