GOOD DESIGN AWARD

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2008

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
椅子 [ottimo side chair]
事業主体名
株式会社宮崎椅子製作所
領域/分類
生活領域 - 家具、インテリア用品
受賞企業
株式会社宮崎椅子製作所 (徳島県)
受賞番号
08A04008
受賞概要
2008年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

木製椅子。主に一般家庭での使用を想定し、扱いやすさと木製品の美的造形要素を兼ね備えた製品。また、木製家具としての技術的に新しい方法に取り組むことで、長い歴史を持つ椅子のデザインに新鮮な印象を持たせている。

デザイナー

村澤一晃

村澤一晃

詳細情報

http://www.tv-naruto.ne.jp/miyazaki/

発売
2006年12月1日
価格

37,660 ~ 52,040円

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

価格がモノの価値を決める傾向が強いなかで、長く使える道具の価値はデザインと品質であるという原点をユーザーにも理解してもらいたい。また、大げさな造形ではなくシンプルな形状にこそ高い技術が求められ、機能性にも関連しているということを明確にする。

デザイナーのコメント

木製椅子のデザインの基本的な構成はその発生以来ほとんど変化はしていない。その中で新しい造形要素を持ったデザインに挑戦する際、単に形状(姿、形)のみを差別化することには意味が無く、デザイン開発のプロセスそのものの差別化が重要である。今回の椅子は、それ以前から取り組んでいるジョイントを単に構造的な解決手段としてのみ考えるのではなく、視覚的な要素としても活用する取り組みが成果になったデザインである。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

特にユーザー像は限定していない。家具を使いたいと考えるすべての使用者が対象。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

長く使えること、愛着が持てること、自分でメンテナンスができること、家具が生活を楽しむ要素であること、それらすべてが豊かさであるということ。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

樹種対応を細かく設定し、在庫を持たないで受注生産にすることで計画的な資材の活用が可能になった。また、高度な加工機械の活用と手作業のバランスを重視し、デザインにあった小回りの効くフレキシブルな生産体制を確立することで、クレームの少ない品質の高い対応をしている。

その問題点に対し、どのように対応したか

木製家具に使用される多くの樹種はすでに日本国内での調達が不可能で、輸入に頼る状態である。自給できない素材を使うということは、単に「大切に使う」ということだけではなく、「新しい価値を持ったものに生まれ変わらせる」姿勢が重要だと考える。人に一番近い日常の道具だからこそ、木の良さを最大限に活かした良質な製品にすることで結果的には素材の無駄使いを抑制できるはずである。

審査委員の評価

握りやすく収まりのよい手摺と、背面に続くジョイント部が、構造的な解決だけでなく製品全体のチャームポイントとなっている。デザイン開発のプロセスにより企業の技術が高度化し、さらに良い結果を生み出す好例。

担当審査委員| 益田 文和   赤池 学   五十嵐 久枝   黒崎 輝男  

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