GOOD DESIGN AWARD

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2007

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
触れて学ぶ耐震実験教材「ぶるる」 [子供からお年寄りまで、市民・青少年・専門家・政治家の地震防災行動を誘導する体感型実験教材「ぶるる」。TPOに応じて楽しく学べる様々な教材を開発、国内外で啓発・教育活動を実践、自発的な耐震化を誘導。]
部門/分類
新領域デザイン部門 - 新領域デザイン
受賞企業
名古屋大学 環境学研究科 (愛知県)
応用地震計測株式会社 (埼玉県)
株式会社日本システム設計 (東京都)
株式会社えびす建築研究所 (東京都)
受賞番号
07D01052
受賞概要
2007年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

当初、耐震工学の講義や、建築技術者の教育のために「手回しぶるる」を開発した。アタッシュケースに、手回し型の振動台と様々な振動模型を内蔵しており、耐震・免震・制震技術の基礎を学ぶのに適している。このため、国内外の大学、建設会社、住宅メーカ、科学館などで広く用いられている。その後、官公庁や小中学校、新聞やテレビメディアが「ぶるる」の啓発力に着目し、各地の防災啓発や防災教育に多数関わることになった。広く社会の防災啓発に活用するため、「紙ぶるる」「パラパラぶるる」「木造倒壊ぶるる」「液状化ぶるる」など、様々な教材を開発してきた。何れもテレビや新聞・雑誌、様々なイベントなどでも活躍中である。

プロデューサー

名古屋大学 福和伸夫

ディレクター

応用地震計測 原徹夫

デザイナー

応用地震計測 小倉公雄+えびす建築研究所 花井勉+日本システム設計 石井渉+名古屋大学 鶴田庸介、倉田和己

耐震の啓発のためならどこでも出かけます。

詳細情報

http://www.sharaku.nuac.nagoya-u.ac.jp/laboFT/bururu/

開始日
2001年10月1日

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

巨大地震の続発を前に進まない耐震化。このままでは、首都直下地震、東海・東南海・南海地震により破局を迎える。耐震化が進まない最大の理由は、市民の意識の問題。「ぶるる」は、市民が耐震化の大事さとその効果を実感できる楽しい教材。地震と必ず遭遇する子供たちには、「ぶるる」教材を通して、大地震時の様々な場面への「想像力」と「生きる力」を授けたい。触って学べる「ぶるる」は子供たちの「科学の心」も育成する。

デザインサイドに提示された要求・要望
1.誰でもが、耐震化の重要性と、耐震のエッセンスが分かる分かり易さ。
2.触って、作って、揺すって、壊して、建物の倒壊を体感できる楽しい実験道具。
3.具体的な耐震診断や耐震補強へと誘導できるリアリティ。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

誰もが使うことができる安価なものを作る。このために、ウェブからダウンロードできる教材(紙ぶるるとパラパラぶるる)や、Eラーニング(マウスでぶるる)、DVDも作っている。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

簡単で安全に使うことができるものを作る。子供でも簡単に扱うことができるよう、手回しや、台車の押し引き、手を左右に動かす、などの操作で使えるようにしている。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

楽しく使うことができるものを作る。自分の体で触れ、動かすことで、作ったり、揺すったり、壊したりして、楽しく体感学習できるようにしている。

審査委員の評価

先端科学技術知のカスタマイズ提案として、子供たちも楽しめる、大震対策を学べる面白い装置だと思う。研究成果を知育製品として商品化した先進モデルとしても評価したい。

担当審査委員| 赤池 学   生田 幸士   タナカノリユキ   西山 浩平   原島 博  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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