GOOD DESIGN AWARD

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2007

GOOD DESIGN|中小企業庁長官賞

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受賞対象名
入院患児のためのプレパレーション用絵本 [2つの視点を取り入れた手術を受ける患児のための説明用絵本]
部門/分類
新領域デザイン部門 - 新領域デザイン
受賞企業
株式会社O Creation (神奈川県)
受賞番号
07D01046
受賞概要
2007年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

プレパレーションとは,子どもに対して,治療や手術を受ける前にその内容を説明することで心の準備を促すことである.申請対象の絵本は,手術用プレパレーションの実施時に使用することを目的にしている. 鳥瞰図としての説明画面に加えて,患児の視点から見た世界を患児が覚醒している画面すべてに配置している. 文字通り子どもの視点に立った説明が可能であるばかりでなく,患児の心に対する配慮も促すためである. 視点の違いを正確に表すためにすべて三次元CGによって制作している. その有効性は,動作解析システムを使った実験で明らかにし,第37回日本看護学会(小児看護)2006年他で公表済みである.

プロデューサー

株式会社O Creation 代表取締役 呉 起東

ディレクター

拓殖大学工学部工業デザイン学科 准教授 岡崎 章

デザイナー

株式会社O Creation クリエイティブデザイナー 恩田浩司

クリエイティブデザイナー:恩田浩司

詳細情報

http://o-creation.net/sale/sale-top.html

開始日
2006年11月21日

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

三次元CGの制作は,リアルであればあるほど恐怖を増し,漫画チックになればなるほど嘘になる. 従って,どの画面でどちら側にどれだけ振ってデザインするかという点を最も考慮し,現場の看護師との打ち合わせを繰り返した. 看護師が患児に対して実施するプレパレーション・ツールであると同時に,患児自身が分かりやすい画面であるための構成とそのレイアウトによって,より空間を認知できるようにデザインした.

デザインサイドに提示された要求・要望
1.恐怖心が先立たないようなデザインであること.
2.手術前後の処置などを分かりやすく説明できること.
3.看護師の経験差によってプリパレーションの差が現れないようにすること.
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

リアルでありながら恐怖心をあおらない医療用具の見せ方を3D制作で工夫する.

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

子どもの視点から見た画像を設け,その視点の違いを背景処理により効果的に表示できるようにする.

デザインが技術・販売等に対して行った提案

目次が,看護師に全体像をつかませ,説明手順を把握する一場面と捉える.

審査委員の評価

これまでなおざりだった子どもの入院患者への説明責任を果たすべきだという社会的提案性を高く評価。手術に不安な子供に対するユニバーサルデザインとしても分かりやすいメディアデザインの提案である。

担当審査委員| 赤池 学   生田 幸士   タナカノリユキ   西山 浩平   原島 博  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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