GOOD DESIGN AWARD

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CC

2007

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
クィーンズメドウ・カントリーハウス(QMCH)の馬付住宅(馬100頭)プロジェクト [現代版曲り家 ー 馬付住宅を核とした地域再生プロジェクト。新しい農的発想に基づいた「住宅・生産・観光」事業の展開により、遠野馬文化復興、環境再生、地域経済の新基盤構築を目指す。]
部門/分類
新領域デザイン部門 - 新領域デザイン
受賞企業
株式会社アネックス (東京都)
株式会社プランタゴ (東京都)
受賞番号
07D01039
受賞概要
2007年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

新しい農的発想に基づいた「住宅・生産・観光」の民間事業。遠野地域経済の将来を支える新インフラ形成を目指している。1.自然循環型土地利用による開発手法。2.住み主の経済を支える住宅の開発(B&B事業の運営) 3.乗馬文化を創出する品種馬の導入・生産・育成・管理事業の開発 4.乗用馬文化と山間生活を中軸とした滞在体験型観光事業の開発。地域行政・民間・市民・国政・各業界を有機的に構成した新発想による事業運営のパイロット事業として可能性が見えてきた。地元行政も側面支援を続け、将来的には参画する局面を迎えている。

プロデューサー

株式会社アネックス 代表取締役 今井 隆

ディレクター

株式会社プランタゴ 代表取締役 田瀬 理夫

デザイナー

有限会社アルキノーバ 高木雅行+N設計室 永田昌民+谷設計所 谷英樹+徳吉英一郎、徳吉敏江+金子光代+株式会社未来風景舎 鶴島孝一+岩間牧場 岩間敬+有限会社林崎建設 林崎俊勝

今井、田瀬、高木、永田、谷、徳吉夫妻、金子、鶴島、岩間、林崎

詳細情報

http://queensmeadow.net/

開始日
2007年4月
問い合せ先

株式会社アネックス
URL: http://queensmeadow.net/

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

岩手県遠野はかつて人よりも馬の数が多い地域だった。現在遠野には、かつての馬文化を象徴する「曲り家」を収集した民家園(ふるさと村)があり、数頭の馬もいる。また競走馬のトレーニングや乗用馬の育成調教をする「馬の里」もある。だがそれらは遠野の人々の日常の営みではない。毎年仕事を求めて都会へ出て行く若者が留まり、生き生きと暮らすことのできる遠野の新産業基盤構築のプロジェクトとしたい。

デザインサイドに提示された要求・要望
1.馬付住宅のパイロットハウスとして、馬との生活を中軸に置いた建築及び環境デザインの開発。
2.馬文化を継承した計画流域一帯の水系・農業・森林の再生計画。
3.将来の開発計画の安定性、事業計画の柔軟性を確保する綿密かつ広域的、即地的なプランニング。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

<地域の様相を感知する>30年ほど前の空中写真と「現地」で、かつての馬農家の土地利用とそのインフラを克明にトレースし、馬付住宅とそのクラスター展開の展望をたてる。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

<馬の道と山の復活>一時捨てられただけの土地には水が流れ馬道が通っている。草木は伸び山は荒れたが、人が馬と共に戻ってくれば山は復活する。かつての馬道と現在の林道をたどって馬付住宅をネットワーク化する。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

<事業にふさわしい馬=田園ルネッサンス>事業にふさわしい種の馬を導入し、育て、乗る。馬の堆肥でお米や野菜をつくり、山間地に自律するモデルを構築する。

審査委員の評価

動物と人間の関わりを大切にした非常におもしろい試み。新領域の住宅不動産商品としてのファンキーな新領域性を感じる。ただし、ビジネスモデルの精緻化が必要。

担当審査委員| 赤池 学   生田 幸士   タナカノリユキ   西山 浩平   原島 博  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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