GOOD DESIGN AWARD

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2007

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
モーフ南青山 [「Trance-morph」という新たなコンセプトにより、築43年の建物が、今後も持続発展可能となるよう資産価値の高い高感度建物へと再生したリノベーション賃貸マンション]
部門/分類
新領域デザイン部門 - 新領域デザイン
受賞企業
株式会社リビタ (東京都)
受賞番号
07D01031
受賞概要
2007年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

モーフ南青山は、築43年の旧耐震基準・図面が無い物件をリノベーションした賃貸住宅である。南青山の青山霊園横という緑豊かな好立地を活かし、その緑が楽しめるよう、構造も含め、プラン・開口部を変更。同時に耐震補強も実現している。さらに永く住めるよう、設備やインフラは最新を導入しながら、内装は、要素を削ぎ落とし、普遍的なものに。また、ファサードタイルは、1パターンにもかかわらず、組合せの方向により、表情豊かな紋様の生まれるパターンをデザイン。以上のリノベーションを行うことで、この築43年の賃貸マンションは、周辺賃料の1.6倍以上の高値での流通を実現し、同様の築古物件が活用される可能性を示した。

プロデューサー

株式会社リビタ プロジェクト企画グループ アクイジションチーム ゼネラルマネージャー 久保雅一

ディレクター

株式会社ブルースタジオ 取締役 大島芳彦

デザイナー

株式会社ブルースタジオ 小川裕紀、野老朝雄 

詳細情報

http://www.rebita.co.jp/morph_minamiaoyama/

開始日
2006年12月1日

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

東京の喧騒にありながら、目前に広がるエアーポケットのような豊かな緑を望む稀有なロケーション。それに想を得て、プラスとマイナス、過去と未来など、2つの異なる要素が交信し合い、空間が変容するという意味の造語『Trans-morph』をコンセプトに。コンテンツを見直し、住み手の多様な暮らし方に考慮したプランニングをすることで、スペック重視でない新しい価値観を持つ人達に共感を得るデザインが出来ると考えた。

デザインサイドに提示された要求・要望
1.既存建物の立地や特徴を最大限活かすように空間構成とデザインを融合し、かつコストコントロールを行いながら、新しい魅力のある高付加価値物件を実現すること。
2.築43年、旧耐震、図面・検査済証無物件を、事業として再生するにあたり、耐震補強、インフラ更新など将来の売却に耐えうる「質」を確保したい。同時に、その改修とデザインを融合し「デザインの質」も確保したい。
3.建物を壊さないリノベーションと、サスティナブルという視点で親和性の高い、オール電化等の最新インフラを採用すること。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

耐震補強・インフラ整備を行うため、全投資額のなかで、純粋にデザインに費やせる費用は少なかった。そのため、デザインとそれら改修手法を融合させなければ、デザインクオリティを確保できないと考えた。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

一般的な新築の高級賃貸マンションとは異なり、建物を再利用するリノベーション物件では、リノベーションならではの新しいタイプの高付加価値・高感度賃貸マンションのあり方が必要とされた。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

高付加価値賃貸マンションとして、建物に「ここに住みたい」という強い魅力を感じさせるためには、その魅力を直感的に感じ取れるコンセプトを作り出し、その表出となるシンボルが必要であると考えられていた。

審査委員の評価

様々なかたちのリフォームビジネスの提案は、これから顕彰していきたい領域の一つである。永く住めるよう、設備やインフラは最新システムを導入しながら、内装は、要素を削ぎ落とし、普遍的なものにしようというデザイン発想も評価できる。

担当審査委員| 赤池 学   生田 幸士   タナカノリユキ   西山 浩平   原島 博  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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