GOOD DESIGN AWARD

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CC

2007

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
ソーシャルアパートメント [住人同士のコミュニケーションをコンセプトとした「集まって住む」ことの新スタイル]
部門/分類
新領域デザイン部門 - 新領域デザイン
受賞企業
株式会社リビタ (東京都)
受賞番号
07D01030
受賞概要
2007年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「国籍、文化、世代、性別などの枠を超えた、ボーダレスコミュニティのある暮らし」をコンセプトに、旧企業独身寮をリノベーションした集合賃貸住宅である。個室にはあえて水周りがない。トイレ、キッチン、お風呂など日常で必須となる設備を外(共用部)に集約することで住人同士は顔を合わせあい交流が生まれることを期待しているのだ。また共同で利用するラウンジ、フィットネスルーム、プールバー、シアタールームの採用は交流のきっかけを担っている。運営面では敷金礼金をなくし、家具や電化製品など暮らしに必要なものを揃え、外国人や留学生の利用を促進し、定期的なパーティーを行うなど多様な価値観を持った人々の交流を実現している。

プロデューサー

株式会社リビタ コンサルティンググループ ゼネラルマネージャー 鈴木利幸

ディレクター

株式会社リビタ 西田昌浩、井上聡子/株式会社グローバルエージェンツ 渡邊保之

デザイナー

株式会社オープン・エー

詳細情報

http://www.social-apartment.com/series/yomiuri/

開始日
2006年3月1日

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

「個」の時代の中、この新しいタイプの集合住宅は、大流行中のmixiなどのSNSが実現する、「人とつながりたい」という欲求を実現できる住まいである。必ずしも住居としてバランスのいい建築ではない。しかし、ずっと住み続けるわけではないけれど、人生のある時期には是非過ごしてみたくなる住居。それを実現するため、日常暮らす中で、様々なコミュニケーションが自然に生まれるようなきっかけを散りばめた。

デザインサイドに提示された要求・要望
1.個室においては、プライバシーを確保すること。共用部分においては、価値観の異なる住人同士で、挨拶、話し合い、語らいなどが、強制ではなく自発的に発生するようなコミュニュケーションの空間を提供したい。
2.環境負荷・コスト削減の観点から、節電・節水などエコを意識したキッチン・シャワーなどの設備面のリノベーションを検討。また、入居者の引越時のコスト削減を考え、生活に必要な家具・その他調度品を準備。
3.性別・国籍・職業など文化・価値観の異なる住人同士での共同生活となるので、トラブルが起こらないような雰囲気、システム、セキュリティーを兼ね備えた共用部分、専有部分を提供したい。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

建物の用途を刷新する全体リノベーションが前提ではあるが、コストやエコの観点から、耐久性や使い勝手が確認できれば、新たな視点でデザインし直すことで、出来る限り既存利用しての用途転換を進めるべきと考えた。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

入居者や建物オーナー、管理者のコストを含めた負担を減らすため、共用部分については、掃除、整理・整頓しやすい空間に、また故障しにくく、万一取替えが必要な場合には安価に交換できる設備にリノベーションする。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

サスティナブル視点から、長期間の快適性実現ため、通信や生活必需設備のインフラは最新かつ、省エネタイプを導入。さらに、ラウンジなど共用部分の家具も、中古家具を新たに設置して長く使うことのよさを演出した。

審査委員の評価

アパートから集合下宿へと、時代を逆行させる価値提案とデザインが、逆に未来指向を感じさせ、ユニークである。

担当審査委員| 赤池 学   生田 幸士   タナカノリユキ   西山 浩平   原島 博  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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