GOOD DESIGN AWARD

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2007

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
ロビーナ [施設向け案内ロボット]
部門/分類
新領域デザイン部門 - 新領域デザイン
受賞企業
トヨタ自動車株式会社 (愛知県)
受賞番号
07D01001
受賞概要
2007年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

施設内の案内を主目的として、行き届いた気配りもできるコンシェルジェのようなロボットを目指した。搭載されている技術は、大きく分けて「自律移動」「スムーズな動きの両腕」「音声対話」の3つがあり、それらにより自然な動き、人との対話に近い感覚でお客様を案内・接客を行なう。また、基本プログラムの決まりきった対応だけでなく、オペレーターの指示によるが応用も利き、アドリブにも即座に対応できる。また、人が近接する環境での活動のため「柔らかな樹脂製カバー」により接触時の危険を減らすとともに、挟込みや衝突を回避できる認識・センサ技術を織込んでいる。外観はアート感覚のラインで構成、「やさしさ」「柔らかさ」を持たせた

プロデューサー

トヨタ自動車株式会社

ディレクター

トヨタ自動車株式会社 デザイン本部 デザイン開発部

デザイナー

トヨタ自動車株式会社 デザイン本部 デザイン開発部

開始日
2007年8月27日

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

愛知万博では、ショーとしての「パートナーロボット」を公開したが、今回は人と触れ合う環境で活動する「人にやさしい」「実際に役立つ」という観点で開発。将来、「家庭内」家事や「介助」サポートが出来るように「使えるハンド(本モデルは三本指で掴める、書けるの検証)」のあり方、「案内されたくなるような親近感」に加え、より「安全性」も重視し、総合的バランスに配慮した工業製品としての完成度の高いデザインを目指した

デザインサイドに提示された要求・要望
1.万博で提案したロボットに比べて、本体内部に盛り込まれた技術面の向上だけでなく、デザインに対しても先進性・近未来性と、ロボット自体の進化を表現した強いメッセージ表現が必要である。
2.多くの人に施設を案内することを主目的としたロボットの「有用性」だけでなく、使用環境に配慮した「物理的やわらかさ」や、親近感を生む「表情・しぐさ」などの人に優しい外観意匠の創出が必要である。
3.機能性(両腕、自律移動、センシング等)、安全性(低重心、周辺認識等)、環境配慮などの技術要件を盛り込みつつも、お客様に自然に受け容れられる」スマートなプロポーションの両立が求められた。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

大きなデザイン観点では、ロボットも「インターフェース」ととらえ、案内という一連の動作の中でカタチ、表情においても、ごく自然な応対をしつつ、お客様に感動を与えたいと考えた

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

全体のスマート感や親近感を、突起や隙間の少ない安全な造形で表現。ソフトカバー、ソフトマテリアル素材を活かし、従来ロボットとは異なる断面形状の曲線や曲面を有効に使った特徴的なサーフェースの創出を目指した

デザインが技術・販売等に対して行った提案

見る角度が変わっても自然に見え、かつやさしさを表現できる豊かで味わいのある「顔」の表情つくり。ソフトカバーなど材質による意匠上の制限をカラーコーディネーションや材質感表現でクリアし完成度を高める。

審査委員の評価

研究開発プラットフォームとしての、システムインテグレーションデザインに優れている。自社スペースにおいて、家庭内でも、ショールームでも使えるロボツトと空間の使い方を上手にデザインしている。人と機械の関係を考える新しい研究プラットフォームとして今後の展開を期待する。

担当審査委員| 赤池 学   生田 幸士   タナカノリユキ   西山 浩平   原島 博  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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