GOOD DESIGN AWARD

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CC

2007

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
医用動画記録システム [DATA Gen PRO (データ・ジェン・プロ)]
部門/分類
コミュニケーションデザイン部門 - デジタルメディア
受賞企業
株式会社セブンスディメンジョンデザイン (兵庫県)
受賞番号
07C02011
受賞概要
2007年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

DATA Gen PROは「簡単」「長時間」「高画質」を軸とし、タッチパネル向けに最適化されたGUIを内蔵した医療用動画を管理するためのプロシステムです。全ての操作が指一本で行え、直感的な操作感を導くためのデザイン・機能を追及しています。民生品のHDDレコーダとは異なり、録画データはUSBハードディスクに高画質なDV-AVI形式で記録を行うため、脳神経外科などの長時間に及ぶ手術動画も手軽に持ち運べるのが魅力です。シンプルな操作でありながらも、DICOM送信、患者情報連携など医療に特化した高度な機能や、バーコードリーダ、フットスイッチなどの周辺機器も充実しています。

プロデューサー

株式会社セブンスディメンジョンデザイン 代表取締役社長 上田 淳大

ディレクター

株式会社セブンスディメンジョンデザイン システムセールス部 マネージャー 緒方 俊輔

デザイナー

株式会社セブンスディメンジョンデザイン 開発部 デザイナー 垂水 秀行

詳細情報

http://data-gen.com/

開始日
2003年11月1日
価格

1,980,000円

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

本製品は、医療行為に携わる医療従事者の操作負担を軽減するため、タッチパネル操作により煩雑な印象を回避し、操作手順に沿ったパーツの配置・サイズの決定を行いました。ピクトグラムアイコン、カラーリングによりマニュアルレスでも体が基本操作を覚えられる様なデザインを目指しています。本製品ではユーザの満足度は信頼性、ユーザビリティの上に成り立ちデザインはそれらを引き立たせるものと位置づけています。

デザインサイドに提示された要求・要望
1.タッチパネル操作感を前提とした直感的な操作が行える画面レイアウト・デザイン。
2.視認性と使用環境に配慮した配色・ピクトグラム・文字表示。
3.「DICOM送信」「静止画保存」「印刷」という異なる操作を、同じ手順で行えるような操作性への配慮。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

動画のコマ送り、ジャンプ等の細かな制御に対し「ボタンクリック」「スライドバー操作」「インデックス制御」「映像部分のドラッグ操作」という様々なアプローチを用意し、ユーザの使いやすい操作をユーザ自身で選んでいただけるような配慮を行いました。また、それらの操作は画面を煩雑にすることなく実現しています。重要な情報や使用頻度の高い操作は、文字の大きさやボタンを大きく表示することで、処理の流れを理解しやすいデザインとなっています。ピクトグラムとカラーで識別可能なアイコンは、体が自然と操作を覚えるのに役立っています。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

予算規模は大きいものの長く使える物を求め、且つ医療行為に携わる様々な役割の方が使いこなせるものである必要がある、という顧客業界の特異性を考慮し、先端の医療、研究活動において長期に実用に耐える先進性、実用性を持ちながら、誰もが直感的に使い方を理解出来、必要十分にして飽きを感じさせないデザインを、機能、外観、インターフェースの各デザインカテゴリにおいて心がけています。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

ユーザの使用環境、人間の視覚の特性、指の動きの流れなどをもとに、レイアウト・配色・サイズなどを提案し、機能と表示との連携を図りながらユーザインタフェースの質を追求しました。販売面においても、機能やスペック一辺倒の提案だけでなく、デザインの工夫で得られる実際の操作者の負担軽減が顧客現場において如何に業務の円滑化に寄与するか、という視点での提案を行う事で他社提案との差別化を実現し、製品の本質を理解して購入する顧客の増加、という成果が得られました。

審査委員の評価

内視鏡などで撮影した動画を記録・編集・再生するシステムとして、USB接続したHDDを録画機として使用し、DV-AVI形式で記録する汎用性と高性能を合わせ持ってる。4分割を基調とした画面デザインはタッチパネルでの操作を前提としており、直感性に優れたインターフェースを提供している。分割画面ごとの機能が把握しやすく、高いレベルの操作性を実現している点は大いに評価できる。一方で、使用頻度に注力して頻繁に使う機能やボタンを効率的にレイアウトした点は、肥大化する機能の表示方法に新しい提案をしている。

担当審査委員| 中谷 日出   戸島 國雄   福冨 忠和   宮崎 光弘  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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