GOOD DESIGN AWARD

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2007

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
ザ・ライオンズ池田 [大阪府池田市城南3丁目1番15]
部門/分類
建築・環境デザイン部門 - 環境デザイン
受賞企業
株式会社大京 (東京都)
受賞番号
07B03012
受賞概要
2007年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

大阪の都心部から近く、かつ、猪名川や五月山に代表されるように水や緑が豊かな池田に立地する集合住宅である。池田の原風景である畦道と水の流れを「せせらぎの路」としてデザインに反映。ゆるやかに中央を横切る「せせらぎの路」の両脇に住棟を配置する、ランドスケープ先行型デザインとした。かつての大学のアプローチは公園としてそのまま残し、その並木道の形状を「いざないの並木道」に継承した。地域にも開かれた散策路や広場は既存樹木を中心に豊かな緑で満たされ、地域共生型集合住宅としての装いをなす。五感に響く緑水空間を目指し、水面のきらめきや木漏れ日、せせらぎの音をダイレクトに体感できる空間を創出した。

プロデューサー

株式会社大京 大阪支店 建設部 課長 中島卓也

ディレクター

株式会社日建ハウジングシステム 大阪支社 設計部長 上出 剛敏

デザイナー

株式会社日建ハウジングシステム 大阪支社 設計部 チーフデザイナー 秦 朋宏  

株式会社日建ハウジングシステム大阪支社チーフデザイナー秦朋宏

開始日
2007年3月29日

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

五月山の美しい山並みと猪名川の豊かな水の流れ。そんな池田に相応しい集合住宅とは何かを考え、水と緑のプロムナード「せせらぎの路」を軸に、ゆるやかな曲線を描くように配棟する、ランドスケープ先行のデザイン手法を採用した。従前の大学の面影を残す並木道を残し、そのデザインを「いざないの並木道」に継承。「居住者や地域の人の五感に響く緑水空間」をテーマとし、自然をダイレクトに感じられるデザインとした。

デザインサイドに提示された要求・要望
1.水と緑が豊かな池田に相応しいランドスケープとし、豊富に残された既存樹木を活用した、自然との共生を目指した住宅とすること。
2.大学跡地の面影と文京地区の雰囲気があるこの地に相応しい計画とし、都市の記憶を引き継ぎ、地域との共生を目指した住宅とすること。
3.水や緑をうまく取り入れたデザインとし、居住者や地域住民の五感に響く空間を創出すること。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

池田に相応しい集合住宅を実現するために、池田の自然を反映した、水と緑のデザインを住棟配置に取り入れながら、住宅と自然を如何に融合させられるか、ということ。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

都市の記憶として、敷地内に残る大学の並木道の雰囲気や良好な樹木を如何に残し、如何に新しい環境に継承させられるか、ということ。そして、居住者のみならず、地域にも開かれたまちとし、地域共生を目指す。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

居住者や地域住民の五感に響く「親水・親緑空間」をいかにデザインするか、ということ。

審査委員の評価

なによりも緑の多い大学分校跡地の立地という条件に恵まれた環境である。凝った作庭でなく、既存の樹木を一部移植しながら、もとの並木や自然な木々の豊かさ、敷地の緩やかな高低差を利用した親水緑道は現風景を感じさせながらみごとに新しいランドスケープへと継承させている。車庫の配置や導線などへの配慮もよくデザインされている。周辺に開かれたオープンスペースの中を様々な世代の子供達が闊達に遊んでいる姿が印象的である。

担当審査委員| 田中 一雄   川上 元美   黒川 玲   南雲 勝志  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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