GOOD DESIGN AWARD

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2007

GOOD DESIGN|日本商工会議所会頭賞

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受賞対象名
黒川温泉の風景づくり [熊本県阿蘇郡南小国町黒川]
部門/分類
建築・環境デザイン部門 - 環境デザイン
受賞企業
黒川温泉自治会 (熊本県)
南小国町 (熊本県)
黒川温泉観光協会 (熊本県)
黒川温泉観光旅館協同組合 (熊本県)
熊本大学 (熊本県)
熊本大学 (熊本県)
株式会社エスティ環境設計研究所 (福岡県)
受賞番号
07B03005
受賞概要
2007年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

阿蘇くじゅう国立公園に接する黒川温泉は、筑後川の源流である田の原川が地区の中央を流れ、周辺を山々の自然に囲まれた閑静で緑豊かな居住環境と温泉地としての性格を有する地域である。湯治場として、江戸時代より諸大名の旅の宿として利用されていた歴史を持ち、今もその名残を残しながら、素朴な住民の温かさが感じられる田舎らしい雰囲気づくりに地域ぐるみで取り組んでいる。風景デザインの対象区域面積:52.1ha 整備内容:雑木を用いた緑化(約30ヶ所)/多目的集会施設「べっちん館」/旅館組合事務所「風の舎」/公衆トイレ「辻の厠」/みちの修景「いご坂」「川端通り」「べっちん坂」/あづまや(3ヶ所)/サイン整備

プロデューサー

黒川温泉自治会長 平野昭夫+南小国町長 河津修司

ディレクター

観光カリスマ 後藤哲也+黒川温泉観光協会長 小林茂喜+黒川温泉観光旅館組合長 後藤健吾

デザイナー

熊本大学名誉教授 内山督+熊本大学大学院准教授 植田宏+株式会社エスティ環境設計研究所代表取締役所長 徳永哲+熊本大学工学部 内山・植田研究室+株式会社エスティ環境設計研究所

詳細情報

http://www.kurokawaonsen.or.jp/

開始日
1986年4月1日

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

「風景のデザイン」には永い年月を必要とし、完了がない。「黒川全体を癒しとくつろぎの場に」。地元の人々がそう語る黒川温泉は、その強い信念で、ほかの温泉地にはない黒川らしさをつくり上げた。黒川ならではの温かな暮らしともてなしの風景の中で、住民にとって快適な生活環境であるとともに、観光客にとっての癒しの場となる、素朴でかざらない風景づくりを今後とも応援していきたい。

デザインサイドに提示された要求・要望
1.「山里らしい緑」に囲まれた環境をつくること
2.地域の風土や文化を物語る要素を残すこと
3.歩くほどに魅力を感じる「たたずまい」をつくること
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

傾斜地の特徴をいかし、地域になじんだ尺度感と樹種により「なつかしさ」を演出する

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

地域の暮らしぶりが感じられる空間を大切にする

デザインが技術・販売等に対して行った提案

木材や土、漆喰などの天然素材をいかした素朴な質感の建物、まちなみを形成する

審査委員の評価

地域が一体となり、行政、市民、専門家が連携し場づくりをおこなっている点が高く評価される。町の中の風景は、一見何もデザインしていないように見えるが、実にきめ細かな配慮によって自然な風景が醸し出されている。「デザインしないデザイン」の好例であると言えよう。入湯手形に代表される創意工夫を活かし、これかも景観のレベルアップが地道に続けられることは間違いないであろう。

担当審査委員| 田中 一雄   川上 元美   黒川 玲   南雲 勝志  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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