GOOD DESIGN AWARD

キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2007

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
中延の集合住宅(コートブランシェAP) [東京都 品川区]
部門/分類
建築・環境デザイン部門 - 商品住宅
受賞企業
KEN一級建築士事務所 (神奈川県)
受賞番号
07B02025
受賞概要
2007年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

敷地周囲は商店街と住宅群からなる活気あふれた場所である。全体で8層の建物は商店街に面した側にピッチの細かいルーバーを設けている。これは外からの視線をカットしつつ室内の開放性を高める為の装置であるが、それと同時に建物の表情を穏やかにし8層の白い箱が街の背景として溶け消えて “柔らかなランドマーク”となることを意図した。各住戸のプランは間仕切りで囲わないワンルームの空間として取り扱い、浴室をガラス貼りとして室内が少しでも広く見えるようにした。これは浴室が隣接する室や廊下等との近接性によって「ひとつの室」として捉えられるような状態を目指したもので、ワンルームの中に2つの領域を生み出している。

プロデューサー

株式会社ケン・コーポレーション 企画部 部長 柳邦利

デザイナー

KEN一級建築士事務所 甲村健一

詳細情報

http://www.ken-architects.com/

開始日
2006年4月20日

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

この建物では壁や床・天井などの建築を構成する純粋な要素だけを極力際立たせるために、それ以外の要素である設備機器類の配置に細心の注意を払った。具体的にはバルコニーや廊下などに現れてくるベントキャップや非難ハッチ・給湯器などを隠蔽もしくは極力見えにくい配置とすることで、建物の内外を問わず全体としてすっきりとした印象を与えてくれるシンプルかつ純粋な形態・空間を実現している。

デザインサイドに提示された要求・要望
1.賃貸料による収益を目的する、合理的なプラン
2.十年、二十年も飽きのこないシンプルデザイン 
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

敷地が三面で接道しているので、建物の外観が良く見えることに留意する(外観ならびにプライバシー)。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

都心に住む単身者のためのワンルームマンションとして新たな住まい方を提案する。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

外から生活観を出すことなく美しさを保つこと。

審査委員の評価

マンションでは工事の利便性やコスト面から画一的なユニットバスが使用されることが多い中、このマンションでは水周りを重要なくつろぎの空間ととらえ、バスリビングとも言える開放的かつ個性的なバス空間を住む人に提供している。設備などを機器の配置に細心の注意を払い、すっきりとしたデザインを実現させている。

担当審査委員| 芦原 太郎   手塚 由比   難波 和彦  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

ページトップへ