GOOD DESIGN AWARD

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2007

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
鉄竜のタウンハウス [福岡県北九州市]
部門/分類
建築・環境デザイン部門 - 商品住宅
受賞企業
矢作昌生建築設計事務所 (福岡県)
新日本ホームズ株式会社 (福岡県)
新日本製鐵株式会社 (東京都)
受賞番号
07B02018
受賞概要
2007年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「マンションの価格」で「戸建て住宅」を提供するために、長屋建23戸のタウンハウスを計画。敷地の有効利用の為、敷地を4分割し各敷地に5?7戸の戸建て住宅を40cmの隙間を空けて並べ、隙間に庇を掛けて長屋として成立させた。その結果、隣家間に界壁のない戸建ての様な長屋が生まれ、隣家への音を気にせず生活でき、隣棟間隔は最適な距離を保ち配置することができた。構造にはニッテツスーパーフレームを採用し、部材の規格化を徹底し工場生産性を向上。現場での作業はビスのみで可能なため、施工を一般大工に任せることが可能となり工期の短縮とコストダウンが可能となった。

プロデューサー

新日本ホームズ株式会社 舟木和博

ディレクター

矢作昌生建築設計事務所 矢作昌生

デザイナー

矢作昌生建築設計事務所 矢作昌生

矢作昌生建築設計事務所/代表/矢作昌生

詳細情報

http://www.myahagi.com/j/archi/residence/trt/trt01/trt01.html

開始日
2006年12月10日

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

地方都市の社会的背景の中で、新興の分譲住宅地や分譲マンションに代わる人々が集まって住むのに適した空間のプロトタイプを、タウンハウスという形式の中に見いだすことを目的としたプロジェクトである。

デザインサイドに提示された要求・要望
1.採算計画上必要な戸数が決定している中で、各住戸のプライバシーを守れる最適な距離を確保し、さらに地方都市の交通事情から各住戸に2台の駐車場を確保することがが求められた。
2.想定している購買層は30代の夫婦であるため、子育てが重要なテーマとなる。23世帯が集まって住み、子供を育てるために必要な空間の提案を求められた。
3.分譲マンションの価格で戸建て住宅の広さ・快適さを提供するために、徹底したローコスト化を要求された。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

低層の戸建て住宅が高密度で配置されるため、各住戸間の距離の設定が最重要な問題となる。この条件の中で、各住戸の快適な生活と近隣と適度な距離感を実現できないかと考えた。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

建設システムの合理化・部材の規格化、工業製品の利用の3つを徹底し、ローコスト化と工期の短縮が実現できないかと考えた。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

規格化された部材を用いることでローコスト化を計りながら、各住戸のファサードに変化を与え、戸建住宅の感覚に近づけることができないかと考えた。

審査委員の評価

長屋型のタウンハウスという形態をとることによって、分譲マンションでありながら戸建て感覚を追求した集合住宅である。鉄骨造の工業化構法と一般大工の採用によりコストダウンを図っている点も興味深い。地方都市の低層集合住宅の新しいタイプだといえよう。

担当審査委員| 芦原 太郎   手塚 由比   難波 和彦  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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