GOOD DESIGN AWARD

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CC

2007

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
LUMIE
部門/分類
建築・環境デザイン部門 - 建築デザイン
受賞企業
川辺直哉建築設計事務所 (東京都)
株式会社プリズミック (東京都)
大原守 (千葉県)
受賞番号
07B01063
受賞概要
2007年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

築50年を経た木造長屋の改修計画である。既存住宅を賃貸可能な物件へとリノベートする事が求められた。インフィルはすべて解体し、間口2間、奥行き6間という奥に長い架構のみを採用し、内側からトレースするように形作られている。連続した長屋という性質上、隣接側の採光、通風に多くは望めないが、隣接距離50cmという建て込んだ状況のなかでその僅かな外部を取り込む事が、閉鎖的な視覚のなかに密度の抜けをもたらしている。納まりを見せない開口部の処理によってフラットに仕上げられた内面と、そこから覗く隣接長屋の表情が、建ち方と内部の質を結びつける事に繋がるのではないかと考えている。

プロデューサー

株式会社プリズミック

デザイナー

川辺直哉建築設計事務所

デザイナー顔写真

開始日
2006年8月

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

新築、改修に限らず、その他様々なデザインするという行為において、立ち現れてくる与件をまず並列に並べ、それをそのまま継承するでもなく、はたまたそれをそのまま放棄するでもなく、今何を取捨選択すべきかを念頭において進めていくことを常に心に留めるようにしている。立ち戻る事を恐れずに、この基本的な事柄をその場その場で反芻することで、シンプルで完成度の高い建築をつくっていきたいと考えている。

審査委員の評価

間口2間、奥行き6間という一見特別に価値もないような築50年の木造長屋の改装である。構造材だけを残して原型のような家型を発掘作業のように発見している。開口部など空間隅々に繊細なディテール処理がおこなわれている。とてもローコストのしごとであると思われるが、仕事の丁寧さとその結果から作者の志の高さを感じることができる。秀作である。

担当審査委員| 北山 恒   隈 研吾   安田 幸一  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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