GOOD DESIGN AWARD

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2007

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
フクダ電子アリーナ [千葉県千葉市中央区川崎町1-20]
部門/分類
建築・環境デザイン部門 - 建築デザイン
受賞企業
千葉市 (千葉県)
株式会社日本設計 (東京都)
受賞番号
07B01036
受賞概要
2007年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「フクダ電子アリーナ」はJFE スチール工場跡地に建設された約2万人収容の専用球技場である。サッカーJ リーグジェフユナイテッド市原・千葉のホームスタジアムとして建設された。227 ヘクタールにおよぶ広大な 蘇我特定地区再開発の起爆剤として、またそのうちの46ヘクタールを占める「蘇我スポーツ公園」第1号施設として計画され、地域のランドマークにふさわしい高いシンボル性を発揮している。また、日韓ワールドカップ時に建設された多くの巨大スタジアムとは異なり、J リーグサッカーのイベントスケールに見合った、観やすく、使いやすく、よりコンパクトな「次世代型」「地域密着型」スタジアムの先駆的事例でもある。

プロデューサー

千葉市長 鶴岡 啓一

ディレクター

株式会社日本設計 チーフアーキテクト 三井 雅貴

デザイナー

株式会社日本設計 チーフアーキテクト 三井 雅貴、主任技師 増木政彦

株式会社 日本設計 三井雅貴(右) 増木政彦(左)

詳細情報

http://www.sogastadium.com

開始日
2005年10月16日

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

低迷する経済状況と発注者である市の厳しい財政から、コスト・工期ともに大幅な縮減を求められた。今後、新スタジアムは皆同様の条件、経済環境下での建設を余儀なくされるであろう。限られた時間とコストのなかでより高質なデザインを実現するために、平面、断面から各部材のディテールに至るまで標準化と反復を徹底し、絞られた要素のデザインにエネルギーを注いだ。

デザインサイドに提示された要求・要望
1.●コストと工期の縮減/ 市の財政難と早期使用開始によるチーム収益確保の観点から、同種施設の標準的な工事費・工期に対し、約20%の縮減を求められた。
2.●観やすい、楽しい、臨場感溢れるスタジアム/ 新規ファンの発掘とリピーター確保による利用率・観客動員の向上に寄与する心躍るスタジアムを実現すること。
3.●再開発地区のシンボル/ 市の重要事業であり、広大かつ長期の臨海地域再開発のシンボルに相応しい施設デザインを創出すること。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

●単純化・標準化・工業化の追求/ 工期短縮とコスト縮減を求められるなか、「架構形式・平年計画を徹底して単純化・標準化・工業化し、スパン単位のユニットを効率よく反復させること」を最優先課題とした。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

●愛されるスタジアムの創出/ スタジアムはその巨大さゆえに、とかく威圧的景観に陥りがちである。この威圧感・圧迫感を和らげること、親しみやすい景観を創出することに配慮した。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

●光と風のデザイン/ ピッチ(天然芝)コンディション維持、すなわち「光と風」の確保・制御は機能上の最重要課題である。屋根透光性素材のレイアウト、スタンド通風スリット等々に工夫を凝らした。

審査委員の評価

合理的な構造体を建物のキャラクターに結び付けているのが興味深く評価出来る。

担当審査委員| 北山 恒   隈 研吾   安田 幸一  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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