GOOD DESIGN AWARD

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2007

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
高島市食と農の交流施設「たいさんじ風花の丘」 [滋賀県高島市安曇川町田中]
部門/分類
建築・環境デザイン部門 - 建築デザイン
受賞企業
千葉大学大学院工学研究科 (千葉県)
滋賀県立大学環境科学部環境計画学科 (滋賀県)
株式会社水原建築設計事務所 (滋賀県)
受賞番号
07B01034
受賞概要
2007年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

施設の用途および目的は,地域間交流および都市間交流の場,食育を実践する場,食農を学ぶ場,当地の新鮮な農畜産物を供給することである。建物は,諸機能空間(2次空間)を内包する構造体(弓形構造素)と,構造体相互間に形成される主要空間(1次空間)により構成されている。弓形構造素は建物に要求される機能や空間性により比較的自由に配置計画することができるため建築デザインに自由度をもたらすことに貢献するほか,増減築を容易に行なうことができるためサスティナビリティを期待できる。本施設は,2x4の規格材を使用した木造3Dプレファブ仕様で上記CSSを応用しており,軽量性や可塑性の点でもフレキシビリティが大きい。

プロデューサー

滋賀県高島市 高島市長 海東英和

ディレクター

千葉大学 大学院工学研究科 准教授 岡田哲史

デザイナー

千葉大学 大学院工学研究科 准教授 岡田哲史+滋賀県立大学 環境科学部 教授 陶器浩一+株式会社水原建築設計事務所 代表 水原脩

岡田哲史

開始日
2006年5月1日

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

この建築デザインの試みが農業に従事する地域住民のメンタリティ高揚につながり,コミュニティの活性化に一役やってくれるとどんなに嬉しいことだろう…。住民集会で地元の人々と対話を始めた当初から,その思いを持ち続けてきた。同じ建設費で施設をつくるというのであれば,費用対効果の大きい施設をつくるほうがよい。公共施設において,建築デザインがひとつの付加価値として認知されることを願いながら設計を行なった。

デザインサイドに提示された要求・要望
1.地域間交流および都市間交流の場,食育を実践する場,食農を学ぶ場,そして当地の新鮮な農畜産物を供給する拠点として相応しいモニュメンタルな施設デザイン。
2.住民集会で集約された地元利用者の意見を十分に吟味し,できるかぎり設計に反映させること。将来的に宿泊施設も視野に入れた食農食育の場とするため,施設は増改築等にフレキシビリティに対応できる構造であること。
3.当該地の気候を十分に配慮した設計を行うこと。当地が多雪地域であること。さらに当地は周囲に障害物の乏しい台地であり,冬季に北から横殴りの烈風が吹き付けるため,北側に向けて大きなガラス窓は設けない等など。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

当施設の機能性を十分に配慮する一方で,市は当施設にいかなるモニュメンタリティを期待しているか。それを考えることが最大の課題であった。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

当該敷地の周囲は農地で囲まれており,状況に応じて敷地を容易に拡張できる環境にあると判断したうえで,いかなる建築デザインであれば,増改築を視野に入れた市の将来構想に柔軟に対応できるか。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

住民集会に参加した当初から注意を促されていた冬季の烈風に対して,建築デザインとしていかに対処するかはデザインを行なううえでひとつの課題であった。

審査委員の評価

構造システムと建築の造形を一体化させているところが意欲的で評価できる。

担当審査委員| 北山 恒   隈 研吾   安田 幸一  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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