GOOD DESIGN AWARD

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2007

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
興和南青山ビルリニューアル [東京都港区南青山1-15-5]
部門/分類
建築・環境デザイン部門 - 建築デザイン
受賞企業
興和不動産株式会社 (東京都)
株式会社日本設計 (東京都)
コクヨオフィスシステム株式会社 (東京都)
受賞番号
07B01017
受賞概要
2007年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

1977年に竣工した事務所ビルの骨格を残しながら内外装・設備の改修、アスベスト撤去、耐震補強を実施した。外装は既存のポツ窓を生かして既存のアルミパネルに塩ビシートを接着し、アルミハニカムパネルの庇を設けてエントランスを強調している。内装では光の演出を彩る石を挟んだガラスで空間に抑揚を与えている。対外的な機能を有する1階及び9階の応接室部分と社員が利用する食堂や基準階などの階とでそれぞれの機能に合わせたデザインを試みている。また内装と家具とをトータルに演出できた点において空間の完成度が高いものとなっている。

プロデューサー

興和不動産株式会社 企画管理本部 本社移転プロジェクトリーダー 植田 潤

ディレクター

株式会社日本設計 建築設計群 プリンシパルデザイナー 篠崎 淳

デザイナー

株式会社日本設計 建築設計群 近藤 美登里、井上 信次郎/リニューアル設計室 本部 秀樹、結城 隆夫+コクヨオフィスシステム株式会社 鹿野 喜司

デザインディレクター

開始日
2006年10月10日
問い合せ先

株式会社日本設計 建築設計群
Email: kondo-m@nihonsekkei.co.jp
URL: http://www.nihonsekkei.co.jp

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

既存のビルを新本社として一新させるために外装は存在感のある「黒」とエントランス部分の「白」を対比させて都市に対してアピールするデザインとした。青山という立地条件に合う夜間でも周辺環境を品良く華やかにさせる光の演出を試みている。またユーザーの伝統を守りながら新しさを追求する理念に合わせて、自然素材と新しい素材との組み合わせを実現している。

デザインサイドに提示された要求・要望
1.ビジネスモデル転換により変革するクライアントの存在感をアピールするもの。
2.南青山の洗練された街のイメージに合うもの。
3.既存建物の制約を最大限に生かして新しいオフィス空間を創り出すこと。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

既存の建物の骨格を残しながら、一新した印象を強烈に残すデザインであること。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

夜の表情においても光による品のある演出を試み、人の少なくなった建物と街との関係性に深みを持たせるデザインとすること。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

限られた空間の中で、広がりと抑揚を持たせるため存在感のある素材を選択し、空間に変化を持たせる平面構成とする。

審査委員の評価

1977年に建った事務所ビルの内外装の改修、耐震補強のプロジェクトである。既存アルミパネルに塩ビシートを接着し建物全体としては「黒」のパッケージで包みながら、新たに設けられたエントランス部分を「白」のイメージで対比的につくりこんでいる。エッジの効いたアルミハニカム庇の薄さと、石材をサンドイッチした大型ガラスが光壁面のディテールが、青山という街に新しい魅力を付加している。

担当審査委員| 北山 恒   隈 研吾   安田 幸一  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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