GOOD DESIGN AWARD

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2007

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
秋葉原UDX [東京都千代田区外神田 4-14-1]
部門/分類
建築・環境デザイン部門 - 建築デザイン
受賞企業
NTT都市開発株式会社 (東京都)
鹿島建設株式会社 (東京都)
受賞番号
07B01004
受賞概要
2007年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

秋葉原UDXは「東京構想2000」においてIT関連産業の世界的拠点と位置づけられた秋葉原再開発地域の中核的な役割を持っており、隣接するダイビルと共に様々な領域の人々や情報が交流する「秋葉原クロスフィールド」を構成している。プログラムとしては、オフィス機能、飲食店街やイベントスペースの集客機能、そして都市計画駐車場を含む約800台の地下駐車場による大型複合施設であり、建築・構造・設備が統合されたモデュールによって、それらの3要素が合理的かつ美しく積層されている。またIT拠点として要求させる信頼性や柔軟性については電源・通信インフラの二重化や様々な災害対策等万全を期している。

プロデューサー

NTT都市開発株式会社 常務取締役開発推進部長 村岸公人+鹿島建設株式会社 執行役員開発事業本部副本部長 角 洋一

ディレクター

NTT都市開発株式会社 開発推進部 担当部長 楠本正幸

デザイナー

NTT都市開発 楠本正幸+鹿島建設 塚本平一郎+NTTファシリティーズ 蜂須賀達志+日総建 小川清+DSH(環境デザイン)+ライトデザイン(照明)+AIM&飯島直樹(商環境)+ILYA(ファニチャ)

詳細情報

http://www.udx.jp/

開始日
2006年5月

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

ITの聖地「秋葉原」のコンテクストを継承し、新たな独自の都市文化を創出する「文化的発電装置」として位置付けた。その象徴が周辺街区のスケールと調和する大ピロティであり、常に変容する都市のエネルギーを取り込みながら新しい情報・文化を発信し続ける賑わい空間として構成した。また、外観についてもシンプルで合理的な基本形態を守りつつ、時や場所によって多様に変化する豊かな表情を志向している。

デザインサイドに提示された要求・要望
1.IT拠点としての信頼性、柔軟性を満足する快適なオフィス機能、イベントスペースや店舗等を内包する集客機能、及び都市計画駐車場500台を含む約800台の大規模駐車場機能を有機的に複合する。
2.できる限り整形かつ無柱で広いオフィスプレートの実現と、街の賑わいや歩行者ネットワークの拠点となる都市に開かれたオープンスペースの確保。
3.秋葉原という場所の特性を活かしたランドスケープデザインや情報発信機能の充実と、地球環境保全や地域環境向上への積極的貢献。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

余白のデザイン-建築には確かな骨格部分と共に時代の流れや多様なニーズに対応できる柔軟性・冗長性が必要である。オフィスボリュームを20m持ち上げて創出した大ピロティー空間もまさにこの余白にほかならない。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

モジュールの積層-18m間隔の二本組柱構造フレームを基盤とした建物を貫くモジュール体系が、高層部ツインコアオフィス、店舗やイベントスペースの低層部、地下大規模駐車場の3要素を合理的に美しく統治する。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

都市のスクリーン-ファサードデザインについては、シンプルで合理的な基本形態を守りつつ、建物内のアクティビティーや、見る時刻と位置関係によって多様に変化する豊かな表情の創出を志向している。

審査委員の評価

オフィスや集客施設、駐車場等の各種機能を内包する秋葉原UDXは、秋葉原駅前のクロスフィールドの中核施設であり、秋葉原の新しい顔として、また地域発展の核としての中心的役割を担っている。施設コンセプトを環境デザインとして具現化するために電気的情景というデザインコンセプトを設定し、電気がつくる初原的イメージである信号、波形、位相などのモチーフが様々なデザインに展開され、秋葉原という場所がもつ歴史性や物語性をうまく表現している。

担当審査委員| 北山 恒   隈 研吾   安田 幸一  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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