GOOD DESIGN AWARD

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CC

2007

GOOD DESIGN|中小企業庁長官賞

受賞対象名
骨鉗子(こつかんし) [オー クランプ]
部門/分類
商品デザイン部門 - 医療機器・設備
受賞企業
株式会社オーミック (滋賀県)
受賞番号
07A11044
受賞概要
2007年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

骨と骨折固定用プレートを同時に挟むために作られた骨把持鉗子である。本体から2本の先端把持部が延びている。可動把持部は本体内に収納することができるので、凹凸がなくなり操作性が向上している。可動把持部は粗動と微動が可能であり、先端把持部と可動把持部で骨とプレートを挟むまでの時間が短縮できる。可動把持部にはドリルが通る穴があり、把持したままドリリングが可能である。その穴は本体と平行でないので本体で筋肉をよけることになり、ドリリングが容易である。2本の先端把持部の間隔を調整し、隣接したプレートの穴もドリリングができる。

プロデューサー

株式会社オーミック 代表取締役社長 神谷廣幸

ディレクター

つくば双愛病院 整形外科 部長 石黒 洋

デザイナー

つくば双愛病院 整形外科 部長 石黒 洋+株式会社オーミック 常務取締役 佐藤 徹

整形外科医 石黒 洋

詳細情報

http://www.omic-corp.co.jp

開始日
2006年12月10日
価格

オープンプライス

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

可動把持部を本体に収納し、凹凸を出来るだけ排除したので、クランプの先端を骨にかけやすい。可動把持部は粗動及び微動が可能なので、骨とプレートを把持するまでの時間を短縮することができる。また、可動把持部にはドリルが通る穴があいているので、骨とプレートを圧着したまま、ドリリングが可能である。患者様の身体的負担を軽減するために、的確な手術操作と手術時間の短縮を目指した骨把持鉗子である。

デザインのポイント
1.可動把持部を本体内に収納することにより、凹凸をできるだけなくし、操作性を高めた。
2.可動把持部が粗動と微動が可能であり、的確に把持するまでの時間が短縮できた。
3.プレートを骨に圧着したまま、ドリリングが可能である。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

説明書がなくても使えるように、操作性を簡便にした。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

手術中に使用するものなので、破損する危険性がないように、十分な強度を持たせているので、寿命は極めて長い。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

オークランプの構造・使用方法、手術時の使用中の写真をパワーポイントでまとめたCD-Rを作成し、他の整形外科医にみてもらい、意見を求めた。整形外科の学会で器械を展示し、多くの整形外科医に実物を触れてもらい、意見を求めた。

審査委員の評価

おそらく100年を経たであろう外国製の古典的な「骨かんし」を、疑いもなく使っていた医療現場に疑問を持ち、患者に対するダメージを最小限にとどめ、素早い治療を可能にするという、患者と医師が持つ本来的課題解決に向け見事の応えたデザインである。特筆すべきは、医師と金属加工の異なる業種がデザインというフィールドで一致協力したことで、地域産業を発展に導き、新しいものづくりの提案につなげる姿勢を高く評価した。

担当審査委員| 日高 一樹   高尾 茂行   蓮見 孝   馬場 了  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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