GOOD DESIGN AWARD

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CC

2007

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
テープホルダー [きるる12,5 きるる25]
部門/分類
商品デザイン部門 - 医療機器・設備
受賞企業
株式会社メディディア (福井県)
株式会社メディディア (福井県)
受賞番号
07A11041
受賞概要
2007年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

病院・介護で主に使用される粘着テープのホルダーである。点滴やガーゼ固定等の処置のためのテープを清潔に携帯、保管でき、使用時にテープが取り出しやすく、軽い力できれいにカットする構造を持ち安全性と作業効率の向上が期待できる。薬品等による消毒も可能で落下などによる破損も少ない素材を使用した。

プロデューサー

株式会社メディディア 代表取締役 山本典子

ディレクター

株式会社メディディア 製品デザイン室 山本 明夫

デザイナー

株式会社メディディア 製品デザイン室 山本 明夫

山本明夫

詳細情報

http://www.medidea.co.jp/

開始日
2007年7月1日
価格

700 ~ 900円/100個 (円/100個)

問い合せ先

株式会社メディディア 開発部
Email: medidea@medidea.co.jp
URL: http://www.medidea.co.jp/

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

医療現場で現在不潔な状態にある粘着テープの持つ問題点をデザインを通して解決する事を目標とした。衛生的に携帯し、使用する医療従事者、患者にとっても安全にカットし、処置ができる機能持つ製品である。機能、作業効率、安全、安心が向上することをねらいとし、さらに使う人に癒し効果があるように配色や手触りに配慮を施した。

デザインのポイント
1.作業効率を向上のため切断後のテープ端を保持しつつ、次回使用時に容易にテープを引き出せる構造とした。
2.安全性のためカッターは先端角度を鈍角にした樹脂で実現、テープもホルダー内部で切断する機構にしている。
3.テープに埃が付着しないようケースの密閉性を高めると共に、ポケット内でも勝手に開かないように配慮した。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

使い易さを高めるため、ケースは片手で開閉、テープの切断が可能なデザインとしている。また、ケースはテープの軸部分を貫通させた部分に指を入れて使用することで、テープを引き出す際も確実に保持できるデザインとなっている。テープ交換の場合も、ケースカバーを左右に開きながら外すだけで簡単に分解可能であり、組み立ての際は、ケースカバーを押し込むだけで簡単に嵌め込むことができるようにデザインしている。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

カッターを三角柱状にしテープ切断時に力が集中しやすくすることで、先端角度が鋭角でなくても十分な切れ味を得ると共に、先端の磨耗による切れ味の低下を防いでいる。製品は金属カッター等を使用しておらず、すべてPP樹脂であるため、医療機関で通常使用される消毒薬により簡単に消毒が可能である。また、廃棄時はテープを取り除けばそのままプラとしてリサイクル可能である。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

医療現場の抱える問題点を解消するために生まれた商品であることから、主たる利用者としては看護師を想定している。そのため女性に受け入れられ易くするために卵型のフォルムをベースに丸みを帯びたデザインを採用した。また、ケースを半透明にしておりケースを閉じた状態でもテープ残量の確認を可能にした。

審査委員の評価

誰でも不自由を感じながらも決定打の無かった当該テーマを、正面から取り組み確実な成果を生み出し、やさしいデザインで仕上げた点に好感が持てる。白衣のポケット内でテープをむき出しにしないためのストッパー機能、使用者を傷つけないカッターの配慮など、細かな配慮が盛りだくさんである。一番患者に近い医療現場で使う小道具はもっとデザインが必要とされる。当該商品が人との新しいコミュニケーションを築いてくれるものと高く評価した。

担当審査委員| 日高 一樹   高尾 茂行   蓮見 孝   馬場 了  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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