GOOD DESIGN AWARD

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CC

2007

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
自動追尾パルストータルステーション/リモートコントロールシステム [GPT-9000Aシリーズ/ RC-3型]
部門/分類
商品デザイン部門 - 作業工具、産業機械、搬送機器・車両/試験機器
受賞企業
株式会社トプコン (東京都)
受賞番号
07A09022
受賞概要
2007年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

通常は二人一組で行う測量作業を、一人の作業者が測定ポイントから遠隔操作により、視準/測定/記録の一連の作業を、移動する測定ポイントから連続的に行えるロボティックトータルステーション。大型カラーディスプレイを採用し、色彩豊かなGUIデザインにより操作性と視認性を格段に向上させ、Windows CE.NET搭載で多様なアプリケーションに容易に対応。無線機やBluetoothといった通信系の強化も図り、測定データのダウンロードはケーブルレスでPCと接続。ノンプリズムモードの測定距離を従来機の1,200mから2,000mに伸長させ黒色や細い対象物など、測定しづらかった対象物の確実な測定を可能にした。

ディレクター

株式会社トプコン デザイン部 部長 小野瀬 純

デザイナー

株式会社トプコン デザイン部 課長 石井 光男

詳細情報

http://www.topcon.co.jp/positioning/ts00/gpt9a.html

開始日
2006年12月25日
価格

2,835,000 ~ 4,000,000円

受賞対象の詳細

デザイナーのコメント

測量作業で使用される専門機器においても、性能の向上のみに終始した機能優先の時代は去り、デザインやブランドプレゼンスを重視する時代となった。当社製品の開発においても機能的な優位性の追求と同時に、使用者が道具としての愛着を持てる細やかな心遣いを盛り込み、デザイン完成度の高い製品にすることを心がけて行きたいと考えている。

デザインのポイント
1.正面シルエットで、ハンドルの上端まで続く両サイドのライトグレーラインで、視覚的にスリムさを強調。
2.イエロー、ライトグレー、ダークグレーのカラーリングで軽快さを表現、大型エンブレムでブランドを訴求。
3.旧型ユーザーに配慮し、画面レイアウトや要素は踏襲しながら、カラー化による分かりやすさと楽しさを表現。
使用者、社会等への取り組み

ユーザーの使いやすさや商品の親切さの向上のためにデザインが特に取り組んだ事項

ディスプレーの大型化/カラー化により、リアルな表現が可能になった。従来のトプコンユーザーのために、アイコンなどの比喩表現は踏襲しつつ、TVゲーム世代である若いユーザーにカラー化による分かりやすさと楽しさを訴求し、直感的な操作も促す、スクリーンデザインにすることを目指した。

製品の寿命を長くするための工夫、あるいは寿命を全うした商品が廃棄される段階での対応

・部品ごとの軽量化を図りながら、長期間使用に十分な耐久性を実現。・個々にリサイクル、廃棄をすることも考慮し、接着剤使用は避け、ドライバーやレンチなどの一般工具での分解を可能にした。・水性塗料の採用により製造段階での有害物質排出を削減した。

デザインが技術・販売等に対して行った提案

商品スペックの向上と製造コストの削減に偏りがちな商品計画を、ジャパンブランドとしての品位を守り、ブランドプレゼンスの向上を図るため、大型ブランドマークの採用や多色成形の利用など、欧米のコンペティターや中国製模造品との明確な差異化を提案した。

審査委員の評価

従来機からのスペックアップをデザインでも巧みに表現している。インターフェイスの考え方も従来機を踏襲しながら、より使いやすく工夫されている点が評価できる。リモートコントロールシステムのデザインも本体とのマッチングがなされシステムとしての完成度も高い。他の製品同様、形状、カラーリング、素材の使い方に一貫性があり同社のデザインマネージメント意識の高さを感じさせる。

担当審査委員| 山村 真一   平田 喜大   平野 哲行   渡辺 弘明  

評価ポイント( :評価された項目)
1. 良いデザインであるか (グッドデザイン商品、建築・環境等に求められる基本要素)
  • 美しさがある
  • 誠実である
  • 独創的である
  • 機能・性能がよい
  • 使いやすさ・親切さがある
  • 安全への配慮がなされている
  • 使用環境への配慮が行き届いている
  • 生活者のニーズに答えている
  • 価値に見合う価格である
  • 魅力が感じられる

2. 優れたデザインであるか (商品、建築・環境等の特に優れた点を明らかにするポイント)
  • デザインコンセプトが優れている
  • デザインのプロセス、マネージメントが優れている
  • 斬新な造形表現がなされている
  • デザインの総合的な完成度に優れている
  • ユーザーのかかえている問題を高い次元で解決している
  • 「ユニバーサルデザイン」を実践している
  • 新しい作法、マナーを提案している
  • 多機能・高機能をわかりやすく伝えている
  • 使いはじめてからの維持、改良、発展に配慮している
  • 新技術・新素材をたくみに利用している
  • システム化による解決を提案している
  • 高い技能を活用している
  • 新しいものづくりを提案している
  • 新しい売り方、提供の仕方を実現している
  • 地域の産業の発展を導いている
  • 人と人との新しいコミュニケーションを提案している
  • 長く使えるデザインがなされている
  • 「エコロジーデザイン」を実践している
  • 調和のとれた景観を提案している

3. 未来を拓くデザインであるか (デザインが生活・産業・社会の未来に向けて積極的に取り組んでいることを評価するポイント)
  • 時代をリードする表現が発見されている
  • 次世代のグローバルスタンダードを誘発している
  • 日本的アイデンティティの形成を導いている
  • 生活者の創造性を誘発している
  • 次世代のライフスタイルを創造している
  • 新しい技術を誘発している
  • 技術の人間化を導いている
  • 新産業、新ビジネスの創出に貢献している
  • 社会・文化的な価値を誘発している
  • 社会基盤の拡充に貢献している
  • 持続可能な社会の実現に貢献している

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